いよいよ日本にもやってきた、「サードウェーブコーヒー」とは?
「サードウェーブコーヒー」という言葉をご存じでしょうか。
これは主に米国を中心としたコーヒーブームの呼び方で、今、「第三」のブームが欧米を中心にきているというのです。
もちろん「サード」があれば「ファースト」「セカンド」もありました。
コーヒーの大量生産により人々にコーヒーを飲む習慣が浸透した「ファーストウェーブ」、スターバックスの開業によりシアトル系コーヒーが流行した「セカンドウェーブ」です。
「セカンドウェーブ」の先駆けとなったのはスターバックスですが、「サードウェーブ」ではパリの「クチューム」というカフェといわれています。
店舗数は少ないながらもフランス国内の五つ星ホテルやレストランに豆を卸しているという、カフェ業界注目の店です。
豆の選び方や焙煎にこだわり、一杯ずつ丁寧に抽出するというスタイルで、これまでの大量生産でつくられたブームとはひと味違う、フランスらしい繊細さを感じます。
この「クチューム」のようなこだわりのスタイルこそ、現在の「サードウェーブ」の主な特徴なのです。
首都圏にも「サードウェーブコーヒー」を流れを汲んだ店舗が増えているようですが、この「クチューム」も2014年4月、東京・青山にオープンしました。
続いて大阪梅田にも同年12月にオープンしています。
土づくりからこだわったコーヒー豆「シングルオリジンコーヒー」をオリジナルの焙煎方法を用いて提供されています。
パリのカフェの味を、東京や大阪で楽しめるとは嬉しいですね。
これらの店舗では「スチームパンク」というデジタル管理されたコーヒーマシンが導入されています。
コンピューターでプログラムされているので、何度でもバリスタの味を再現できるとのこと。
今後、日本でもますます「サードウェーブコーヒー」が広く浸透するきっかけになることは間違いないでしょう。