スターバックスコーヒージャパンの子会社化は吉と出るか凶と出るか

1996年に日本に進出したスターバックスは、アメリカのスターバックスコーポレーションと日本のサザビーリーグ(当時サザビー)との合弁会社「スターバックスコーヒージャパン」により運営されてきました。つまり、スターバックスコーポレーションとは別会社で、2001年にはJASDAQに株式を上場しています。

スターバックスコーヒージャパンは、オリジナル商品「抹茶クリームフラペチーノ」を開発し、それがアメリカに逆輸入されて人気商品になるなど、日本独自の商品開発を行ってきており、2014年にも「コーヒージェリーフラペチーノ」という日本オリジナルフラペチーノを発表し、スターバックスラテの味をリニューアルするなどアメリカとは一線を画した経営を行っています。

業績も順調で、2015年には鳥取県に進出することで47都道府県全てを制覇することになるなど、その勢いは止まりません。

そうした流れの中、アメリカのスターバックスコーポレーションCEOハワード・シュルツ氏はTBO=株式公開買い付けにより、2015年にスターバックスコーヒージャパンを完全子会社化することを発表しました。子会社化により、スターバックスコーヒージャパンのJASDAQへの株式上場は廃止されます。

日本での勢いが止まらないとはいえ、コーヒー業界が厳しい戦国時代にあることは確かです。きっかけはコンビニの店頭で提供されるカウンターコーヒーの出現。コンビニで気軽に100円程度で「そこそこ」の味のコーヒーを買えるコンビニコーヒーは利用者が急激に増えています。

その一方で、コンビニコーヒーと同じ価格帯のマクドナルドのプレミアムローストコーヒーは苦戦。マクドナルドの経営悪化の一因とも言われています。

価格帯や方向性が異なるスターバックスには直接的な影響はないように見えますが、国内コーヒー市場の地殻変動とも言えるこの流れに無策でいるわけにもいかないでしょう。

子会社化により本社の発言力が増すことになる方策が吉と出るか凶と出るか分かりませんが、マクドナルドのように負のスパイラルに陥るようなことだけは避けてもらいたいものです。

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