消費者的には缶がスチールでもアルミでも特に気にしていないという事実
栃木県の真岡市といえば、真岡鉄道のSLで有名。また、関東有数の窯業地である益子にも真岡鉄道で行くことが可能。ちなみに「真岡」は「もおか」と読みます。
その真岡市に神戸製鋼の真岡製造所があり、真岡製造所は、アルミ製品の生産工場。
ここ数年は自動車部品も軽量化のため、アルミ製が増えているようですね。
また、この真岡製造所では、国内のアルミ缶の1/3を製造。
缶コーヒーといえば、これまではほとんどがスチール缶でした。
ところが今、アルミ製の「ボトル缶」と呼ばれる飲み口が細く、スクリューキャップがついた缶コーヒーの売上が伸びており、それに伴ってスチール缶の缶コーヒーは減少傾向にあります。
近年のビール消費量低下で缶ビール用アルミ缶製造量が減少していた穴を埋めるように、今ではコーヒーのボトル缶製造量が増え、またその減少分を上回る勢いのよう。
ただ、消費者は缶の材質で缶コーヒーを選んでいるわけではないはず。
ボトル缶の売上が伸びているのは、蓋ができて一気に全部飲んでしまわなくても済むこと、そして比較的味にこだわった高級志向の商品が多いからでしょう。
私は金属加工に詳しくないのでわかりませんが、もしスチールでもボトル缶が作れるのであれば、消費者は特に缶の素材は気にしないで手にするはず。
もっとも、素人考えでも柔らかくて薄いアルミのほうが、ボトル缶を作るのに適していそうだということはわかります。
いずれにせよ、アルミ缶の需要が増えたり、スチール缶の需要が減ったりして一喜一憂するのは、鉄鋼業とか加工業の人たちだけだと思います。
あるいは、アルミ缶が増えたほうが輸送時の総重量が減って運送業の人も喜ぶのかも?
でも、消費者レベルでたかだか1本の缶の重さの違いを気にする人はいないでしょう。
アルミ缶のほうが手に取ったときに冷たさや温かさを感じやすいのでアルミ缶が選ばれるなんていう分析を読んだこともありますが、こじつけでしかないと思います。
もっとも、アルミ缶のほうが潰しやすいですけどね。