名古屋のモーニング文化が中国人観光客に大人気
中国人観光客は、美味しいものを安くたくさん食べることを求めると言われていますが、その意味で名古屋は間違いなく彼らに喜ばれる場所でしょう。ご当地グルメもたくさんありますが、なんといっても名古屋の「モーニング文化」は彼らにとって魅力的です。
中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で60万人ほどのフォロワーを持ち、日本の情報を紹介するユーザがいます。そのユーザが名古屋の「モーニング文化」を紹介するツイートを掲載しました。
内容は名古屋都市圏特有の文化の「モーニング」について、喫茶店で朝の時間帯にコーヒーを1杯注文すると、こんがり焼きあがったトーストや卵など「朝食」が一緒に提供されるという内容。
「朝食」の実態は店によって様々であると説明し、「名古屋に遊びに行くなら朝ごはんを買ってはいけない。喫茶店でコーヒーを頼めばいいのだ」と紹介しています。
さらにこのユーザは画像で現地の喫茶店や、名古屋から生まれた喫茶店チェーンで提供されるさまざまな朝食の内容を紹介しています。
このツイートを見た中国のネットユーザからは「素晴らしい」「見るだけで嬉しくなる」「勉強になった」「絶対に行く」「名古屋行きを今年の目標に」「本当に1杯のコーヒーだけでついてくるの?」などといった多くのコメントが寄せられました。また、さらに「“工業都市ならでは”だって先生が言ってた」などと解説するユーザもいます。
一方これを知らずに名古屋を訪問したユーザからは「名古屋を離れてから知った・・・死ぬほど後悔」「前に名古屋の喫茶店で朝食にサンドイッチ頼んじゃったよ・・・」などといった知らなかったゆえの失敗談もコメントされていました。
そしてどこか通じる部分があるのでしょう。「まるで祖国みたいだ」とコメントしたユーザもいます。
名古屋独特の「モーニング文化」に触れた多くの中国人観光客は、安い値段でお腹を満たしてもらおうとする店側の人情的な感情を感じることでしょう。