オーストラリアで焦らないためのオーストラリア式カフェメニュー豆知識

コーヒー文化が盛んな国と言えば、イタリア、フランスを挙げる人が多いでしょう。

シアトル系やサードウェーブコーヒーの発信地であるアメリカは、国土が広いだけに全体的に盛んというわけではないようですが、様々なコーヒー文化が生まれる国でもあります。

もう少し詳しい人であれば北欧を挙げるかもしれません。北欧、特にスカンジナビア諸国はコーヒー消費量が多い国々。

アジアに目を向けると、ベトナムコーヒーも随分メジャーになってきた感があります。南インドと答える人は、コーヒーというよりはインド文化に詳しいのかもしれません。

もちろん、我が日本もコーヒー文化の盛んさという意味では負けていないと言ってもいいはず。

そんな中、最近注目されているのはオーストラリア。オーストラリアには独自のコーヒー文化があるため、現地で戸惑わないようにちょっとだけオーストラリア独特のコーヒー文化をご紹介。

まず、今特に熱いのが「フラットホワイト」。これは大雑把に言えばミルクが少なめのカフェラテ。

通常のカフェラテはエスプレッソ2:牛乳8の割合で作ります。この割合でもしっかりコーヒーの味がするのはエスプレッソだから。

ちなみにスターバックスラテはエスプレッソにスチームミルクを加え、泡立てたミルクを乗せます。これは一般的にはカプチーノと呼ばれます。

日本のスターバックスは、エスプレッソをぬるい味にしてミルクの味を強くしたため、世界基準と較べてぼんやりした味になり、自らガラパゴス化しました。

フラットホワイトは、エスプレッソのカプチーノに使うよりさらにきめ細かくしたフォームミルクを加えたもの。ただし、エスプレッソの割合がカフェラテやカプチーノより多く、エスプレッソの味がさらに際立ちます。

実はアメリカのスターバックスも最近このフラットホワイトを取り入れました。

フラットホワイトというのは、乗せたミルクフォームが平らになっているからという、なんともオーストラリアらしい大雑把な呼び名。

これがアメリカで流行れば、しばらく遅れて日本でも流行るかもしれません。そしてマスコミは数年後に「最新コーヒーメニュー」などと言い出すのです。

フラットホワイトの他に、ショートブラックとロングブラックというコーヒーもあります。

まずショートブラックは普通のエスプレッソ。ですから、オーストラリアでエスプレッソを頼みたいのにメニューに無いと思っても、ショートブラックを注文すればいいわけです。

ロングブラックはショートブラックのお湯割り。エスプレッソそのものよりは薄めですが、普通のドリップコーヒーよりはちょっと濃い目といった感じ。

もちろんオーストラリアにもカフェラテやカプチーノなどもありますが、現地ならではのコーヒーを味わってみてはいかがでしょうか。

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