自由が丘に「月額定額制」カフェがある

私はインターネットを1998年頃から使っていて、その当時のネットといえばダイヤルアップ接続のみ。必要な情報を閲覧したら即切らなければ電話代がかかってしかたないという時代でした。

深夜帯だけ定額になるテレホーダイというサービスもありましたが、私はその時間寝なければならないので使っていませんでした。ですから、終日定額制でネット接続できる「フレッツISDN」の登場は衝撃でした。以来、ネット接続は定額制が常識となります。

アメリカでは飲食店でもこうした会員制の定額サービス「サブスクリプション」が広まりつつある模様。もちろん一回入店して食べ放題という業態の飲食店は古くからありました。しかし、月額制というのはこれまでありませんでした。

今なぜこのようなサービスが広まりつつあるか?それは、IT技術によって個人の特定が簡単にできるようになったから。

例えば会員証のようなものを発行したところで、使い回しを見分けることができなければ、無制限に使われて商売は成り立ちません。

しかし、会員個人を認証できれば、そうしたリスクはなくなります。

個人認証のためのRFIDチップを取り入れ、自由が丘にオープンしたのが「ALPHA BETA COFFEE CLUB」。月額10,000円の会費を支払えば、コーヒー飲み放題のサービスを利用できます。

「ALPHA BETA COFFEE CLUB」を創業したのは、3年前より会員制コーヒー豆配送サービスを行っている大塚ケヴィン氏。大塚氏はgoogle出身で、IT技術を異業種で活用するためにこのカフェをオープンしたのだとか。

「ALPHA BETA COFFEE CLUB」は、大塚氏が取り扱っているシングルオリジンの豆を使った、いわゆるサードウェーブ系のカフェ。

サードウェーブ系のコーヒーは、飲み放題だからといってがぶがぶ飲むようなものではないでしょうけど、地元在住で利用度が高いのであれば、会員になる価値はありそうです。

個人的な意見を言わせてもらえば、サードウェーブ系のコーヒーはあまり好きではないため、スターバックスなどでも類似のサービスを取り入れてくれたら嬉しいと思いますね。

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