「プレミアム路線」が花盛り!いつもよりプレミアムなコーヒーで、自分へのご褒美を
いつも仕事帰りに通っているコーヒーショップ。
1杯のコーヒーは疲れを癒してくれます。
出費を少しでも抑えようと、いつもは安いブレンドコーヒーを選んでいるあなた。
でも、たまにはお高めの「キリマンジャロ」や「マンデリン」も味わってみたい・・・うん、今日は特別頑張ったから、自分へのご褒美に高い方のコーヒーにしよう!
時々、そう思うことはありませんか?
人は「プチ贅沢」を求めている?
スターバックスなら、いつもは300円で買えるドリップコーヒーのショートサイズを選んでいる人でも、たまには500円以上する「季節のおすすめ」のスペシャルなコーヒーを飲んでみたいときもありますね。
普段は安価な発泡酒で十分満足できる人でも「今日はプレモル(プレミアムモルツ、サントリー)にしようかな。」と思う時もあるはず。
確かに、高級レストランでのお食事や海外旅行はスペシャルすぎてなかなか手が届きません。
大きなお金を出すという罪悪感もあります。
しかし、「今日は頑張ったからいつものコーヒーにデザート付けて、「自分へのご褒美」の日にしよう!」くらいの贅沢なら、それほど罪悪感はありませんね。
手が届く範囲、家計に響かない程度のプチ贅沢に心が向かうのも当然かもしれません。
缶コーヒー界の「プチ贅沢」
コーヒーでは「プレミアムボス」(サントリー)、ビールでは「プレミアムモルツ」(サントリー)など、嗜好品では「プレミアム」路線が花盛りの昨今です。
どうプレミアムかというと、「プレミアムボス」では通常の豆より高級なものを極限まで「微粉砕」したものをブレンドし、今までにないコクを実現しているとか。
原料を高級なものに変えたり製法を工夫し、より味や香りの良いものとなっています。
同じく、「別格 希少珈琲」(キリン)は、「ブルボン・アマレロ」といういかにも高級そうな名前の豆を100%使用しています。実際希少価値の高いブラジル産の黄金豆だとか。
また、自然界にごくわずかしかない「希少糖」を使用していたり、ミルクを従来の製品より多く加えています。
豆以外にも付加価値を付けているところで他社と差をつけているのかも知れませんね。
このように、各メーカーが個性を出してその高級感をアピールした商品を開発しています。
値段は確かに通常商品より高めにはなっていますが、約1.5倍の上乗せ程度ですから、手が届かないことはありません。
まさに「プチ贅沢」や「自分へのご褒美」にピッタリですね。
不況でも売れる理由は
不況や消費増税などの影響でどちらかというと家計にダメージの多い今日この頃ですが、なぜこのようなプレミアム路線が人気なのでしょうか。
「人は、本当にいいものや美味しいものには、お金が払える。通常のものとプレミアムなものとメリハリをつけて楽しんでいるのでは?」
テレビでもおなじみのファイナンシャルプランナー丸山晴美さんがこう語っていたそうです。
忙しい仕事が一区切りした週末、旅行には行けないけれど、コンビニで買った1杯のプレミアム缶コーヒーが明日への活力を与えてくれるかもしれませんね。