ペーパーフィルターの選び方と使い方
ペーパーフィルターを選ぶときには、まずペーパーの目の詰まり具合を
きちんとチェックしましょう。
あまり目の詰まっていない「ヨーロピアンタイプ」と、目が詰まりぎみ
の「レギュラータイプ」があります。使う豆の状態や、どんなコーヒー
を淹れたいかに合わせて、フィルターのタイプも選ぶようにしましょう。
次に、何人分のコーヒーを淹れるのに使うのか、いくつか大きさがあり
ますので、ドリッパーの大きさと合うものを選んでください。大きさの
合わないものではコーヒーをうまく淹れられません。
また、ペーパーフィルターには漂白したものと無漂白のものとがありま
す。漂白されたものは発がん性物質などの問題を指摘されたこともあり
ましたが、人体に影響はありませんので、漂白でも無漂白でも気にする
ことはありません。好みで選びましょう。
ペーパーフィルターに関してはもう一つ、折り方についても説明してお
くことにします。
フィルターの2辺(横1辺と底辺)には、2枚の紙を圧着した際にでき
る数ミリ幅の圧着部があります。これが折りしろになります。
2つの折りしろは互い違いになるよう、方向を変えて折ります。横の折
りしろを向こう側に折ったのなら、底辺の折りしろは手前側に折ります。
このほうがペーパーフィルターがドリッパー内で安定します。また、折
るときにフィルターの表面に汚れがないかを確認できます。
折りしろを折ったフィルターは、ドリッパーに押しつけるようにしてセッ
トするのが、コーヒーを安定して淹れるコツとなります。