ドリッパーの素材、その善し悪しと注意点

ペーパーフィルター用のドリッパーには、陶器製・プラスチック製・金属製があります。多く出回っているのは陶器製とプラスチック製でしょうか。

陶器製のものは、ある程度の重さがあることで置いたときに安定します。また、使う前に熱湯で温めることでその後に注ぐお湯の温度を保ち、粉の蒸らし効果をよくしてくれる効果も。

ただし、内側のリブの高さや形には注意が必要。リブの高さは十分あること、リブが鋭角的にきっちりと立ち上がっていること、この2点を確かめてから買うようにしましょう。

次にプラスチック製ですが、これは値段が安く、軽くて使いやすいものになっています。最近では色のバリエーションもあってなかなか楽しいですね。

リブの形もきれいに作られていますが、高温で使い続けるうちに変形したり変質したりしていくことがあります。また、陶器製よりも保温が悪いため、蒸らしの安定性もいまひとつ。

また、コーヒーの渋が落ちにくいという欠点もあり、何度も洗っていくと傷だらけになってしまいます。

最後に金属製ですが、これは銅製・ステンレス製・表面を真鍮でメッキしたものなどがあります。見た目の雰囲気も割と良く、割れたり変形したりする心配はありませんが、陶器製に比べてお湯の保持力がないため、十分な蒸らしができないのは残念なところです。

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