コンビニコーヒーの原価を探ることに何か意味はあるの?

世の中には「原価厨」という連中がいて、やれマクドナルドのハンバーガーの原価はいくらだとか牛丼の原価がいくらだとか騒いでいるのですが、虚しいことです。

最近ではコンビニの定番となったカウンターコーヒー。レジの横にあるコーヒーメーカーで淹れるアレです。レギュラーサイズが100円程度で買えるこのコーヒーはかなりの人気なようで、マクドナルドのプレミアムローストコーヒーはそのせいで苦戦中だとか。

そのコンビニカウンターコーヒーのさきがけとなったのがセブンイレブンの「セブンカフェ」。最近高騰著しいアラビカ種の豆を使ってるのに、150mlのレギュラーサイズで100円、235mlのラージサイズで150円(ホット)とかなりの安さで提供されています。

2013年初頭からのサービス開始以来、7ヶ月でなんと1億杯を突破するセブンイレブンにとってのドル箱商品となりました。

昨年2013年末、そんなセブンカフェの原価表が流出して騒ぎとなったことがありました。

流出したのは豆やカップの値段で、コーヒー豆250gが390円、レギュラーサイズのカップがホットで7円、アイスで33円。ネットではその数字を元にニュースサイトや匿名掲示板で1杯分の原価を割り出す試みがなされました。

結果、ニュースサイトが出した原価は、レギュラーサイズのホットで20円ほど、アイスで40円~50円ほど、匿名掲示板では約47円という数字が出ました。

仮に47円だとすると原価率は約50%。なかなかの良心価格ということで、この手の流出情報にしてはかなりの好意的な意見が並びました。この数字は匿名掲示板以外にツイッターなどでも拡散され、今では「原価約50円」という数字が独り歩きしている感もありますが、そもそも流出したという原価表自体本物という保証はありません。

仮に本物だとしても計算結果を疑問視する声も上がっています。特に注目されるのがレギュラーサイズのアイス用カップ33円。1万店を超えるセブンイレブンが専用に大量生産しているカップが1つ33円というのはありえないというのは確かに説得力があります。ホット用が7円と、26円もの差額があることも根拠となりえるでしょう。

この原価表はセブンイレブン本社が仕入れたときの価格ではなく、フランチャイズ店に卸している値段ではないかという指摘もあります。ただ、本社がフランチャイズに卸している場合利益分が上乗せされているのは当然のことであり、そこを批判するのは意味不明です。

仮にフランチャイズ店舗への卸価格であったとしても、であればフランチャイズ店舗での「原価」であることには変わりありません。卸価格だから「原価」と言えないというのも意味不明です。

どちらにせよ、商売というのは原価に利益分を上乗せするから成り立つもので、原価を高いの安いのと騒ぎたてるのはあまり意味がないような気がします。

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