チベット伝統の健康茶を、コーヒーで楽しむ方法

最近、アメリカで「コーヒーにバターを入れて飲む」という飲み方が話題になっています。メニューの名前は「Bulletproof Coffee」。提案したのはヘルシー・コンサルタントのデイブ・アスプレイ氏です。

メニューのヒントとなったのは、チベットなどのアジア圏で古くから飲まれている「バター茶」。チベット周辺の寒く乾燥した地域に住んでいる遊牧民が、厳しい自然環境の中でも健康を維持できるよう、伝統的に行ってきた飲み方です。

乾燥地域では茶の木が育ちません。飲まれているお茶はすべて中国から輸入した黒茶などです。それを飲むときにバターを加えるのですが、不足しがちな脂肪分や塩分が補給できる上、冷えた身体を温める効果もあります。

チベットを旅行したアスプレイ氏は、現地のバター茶の美味しさを知り、健康効果も優れていることを知って、それを参考に「Bulletproof Coffee」を考案しました。

美味しい配合は「コーヒー1杯に、バター小さじ2杯」。バターの脂肪分で満腹感が持続しやすく、ダイエットに役立ちます。アスプレイ氏が朝食がわりに毎日「Bulletproof Coffee」を飲み続けてみたところ、約36キロのダイエットに成功したそうです。

バター茶同様の健康効果が期待できる上、ビタミンKやオメガ3脂肪酸が豊富なため、心臓病の予防にも効果があります。

バターとコーヒーを合わせるには、雑味の少ない良質のバターを使うのがコツ。穀物を与えず、牧草だけで育てた乳牛のミルクから生産されたバターがおすすめだそうです。

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