コーヒーとお菓子、無限の組み合わせへの挑戦

コーヒーにあうお菓子は、世の中にたくさんあります。酸味の少ないものであれば、コーヒーは和菓子、洋菓子の区別なく、どんなお菓子とも一緒に楽しめます。

少し酸味のあるお菓子でも、乳製品などであれば、美味しく食べられます。チーズなどもコーヒーのお供として最適です。ただし、酸味の強い柑橘系などはおすすめしません。

エスプレッソなどの深煎りコーヒーと一緒に食べる場合は、なかでも、チョコレートをお薦めします。

チョコレートとコーヒーは、フランス料理のコースにも出てくる、最高の組み合わせです。プティ・フールのトリュフというお菓子(チョコレートとクリームを合わせたチョコボール)が食後のコーヒーと共に出されるのです。

その他にも、ナッツを使ったお菓子や、フィナンシェなどの焼き菓子もコーヒーによく合います。また、ホイップクリームを使ったお菓子も、クリームとコーヒーの組み合わせを味わっていただくために、ぜひお薦めしたい一品です。

日本では、口の中を甘味で満たして、そのあとブラックコーヒーで洗い流すように飲む人が多いように見受けられます。ですが、口の中でゆっくり両者をあわせるようにして味わえば、また違ったコーヒーの味わいが生まれてきますので、ぜひそちらを楽しんでもらいたいものです。

ところで逆に、コーヒーに合わないお菓子はどのようなものがあるのでしょうか?

人によって好みもあるでしょうが、少なくとも、お茶菓子として人に出すときは、強い酸味の物、例としてパッションフルーツを使ったケーキなどは、避けた方がいいでしょう。コーヒーの苦みと強い酸味は相性が悪く、ケンカし合ってしまいます。

しかし、レモンを搾って飲むコーヒーも中にはあるぐらいですから、強い酸味を持っていても、意外な組み合わせでコーヒーとよくあうお菓子が見つかったりするかもしれません。

何にでもあうコーヒーは、お菓子との組み合わせ方も無限にあります。ぜひ、様々な組み合わせを試して、新たなコーヒーのお供を探してみてください。

余談ですが、日本のお茶会のお菓子選びも、コーヒーのお供を探す時の参考になるかもしれません。季節や招待客など、お茶会の状況を考えながら、客人に出すお菓子を選ぶのです。

そんな時に、例えば食べるときにボロボロ崩れて、テーブルやお洋服に粉がついてしまうようなお菓子は、選ぶでしょうか? こんな風に、さまざまな場面に応じたお菓子を探していくことも、コーヒーをより深く楽しむためのコツかもしれません。

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