コーヒーは死亡率を下げるのか上げるのか。一体どっち?

根詰めた仕事の最中は、どうしてもコーヒーを飲み過ぎてしまいます。

気が付けば6杯ほど飲んでいることも。

アルコールの飲み過ぎよりはマシ、と考えてしまいがちですが、コーヒーを飲み過ぎて死ぬということは実際あるのでしょうか。

コーヒーと死亡率の因果関係に関する近年(2012~2014年)の情報をまとめてみました。

1)米サウスカロライナ大学他の研究

対象:4万4,000人(20~80代)
期間:17年間

・コーヒーを1日平均4杯飲む人は、飲まない人に比べて死亡率が高い
・男性で約1.5倍、女性で約2倍高い
・55歳以上の人にははっきりした結果は得られなかった

2)米国立癌研究所の研究

対象:40万人(50~70代)
期間:14年

・一日4、5杯のコーヒーを飲む人の死亡率が最も低い
・1日1杯のみでも、6杯以上でも死亡率が低下する
・女性の方が死亡率の低下が顕著(1日4、5杯、6杯以上の人)

どちらもアメリカの研究ですが、このように全く逆の結果が出ています。

研究対象年齢が違いますし、研究条件なども機関によって違うと思われますが、正反対の結果が同時期に出る、というのは、一体どっちを信じたらよいのかわからなくなってしまいますね。

しかし、どちらの研究もなぜか女性と男性では結果が違うようです。

それにはどんな要因が潜んでいるのでしょうか。今後の研究結果で明らかになるかもしれません。

摂取しすぎると癌になる、心臓に悪影響などと昔は言われていましたが、最近はそれほどコーヒーが悪者にされることはなくなりました。

いずれにしても飲み過ぎには注意しなければなりません。

しかし、できればコーヒー愛好家にとって都合のよいニュースを聞きたいものですね。

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