こんなときはコーヒーと紅茶どっちを飲むべきか?
エイジング世代はコーヒーと紅茶のどちらを飲むべきでしょうか?
さまざまな健康効果が研究されているコーヒーと紅茶ですが、目的別にご紹介します。
◆コーヒーと紅茶。目的に合わせた飮み分けが大切!
(1)お酒を飲む人にはコーヒーが強い味方
肝臓は身体に入ってきた毒素を無効化する働きをしており、コーヒーにはその肝機能を改善する効果があるのです。
よくお酒を飲み、肝臓に負担をかけている人には、コーヒーがおすすめでしょう。
(2)ダイエット中はコーヒーと紅茶を使い分ける!
家事や通勤などの前に飲むならコーヒーがおすすめです。
カフェインはコーヒーに多く含まれていますが、交感神経を刺激して脂肪の分解を促す効果があります。
しかし、分解された脂肪はエネルギーとして使われないと再び脂肪細胞に取り込まれてしまうので、体を動かす前に飲むといいでしょう。
逆に紅茶は食べ物から摂取される脂肪をブロックする働きがあるので、食事中や食後がおすすめです。
紅茶ポリフェノールは脂肪をつくる酵素に働きかけ、脂肪の消化や吸収を抑えてくれます。
(3)美白にはコーヒー
「クロロゲン酸」というポリフェノールをご存知ですか?
これはコーヒーに含まれているのですが、メラニンの生成を抑える働きをします。
メラニンは紫外線を浴びることによって体内で生成されシミなどの原因となるもので、メラニンの生成を抑えることは美白につながります。
ある調査では、コーヒーをよく飲む人の方がシミが少ないと報告されているので、美白や紫外線対策を考えるのであればコーヒーが良いでしょう。
(4)紅茶には糖化を防ぐ効果が!
紅茶ポリフェノールには、コラーゲンが糖化することを抑える働きがあると、紅茶と暮らし研究所が発表しています。
糖化とは、エネルギーなどに使われず余ってしまった糖がタンパク質と結合することで、結合した糖は弾力のない茶褐色の細胞となり、ほうれい線や肌のたるみの原因と言われています。
紅茶以外にもカモミールや西洋サンザシも同様の働きがありますので、ブレンドして飲むのもおすすめです。
(5)口臭が気になる人には紅茶
紅茶を食後に飲むと口臭予防が期待できるのは、紅茶に含まれているフラボノイドに口臭予防効果があるからです。
特に、臭いの元を取り除く「イソ吉草酸(きっそうさん)」の効果を高めるには、ミルクティーが良いと言われています。
納豆やラーメンなど口臭の気になる食事のあとにはミルクティーを飲んで口臭を予防しましょう。
いかがでしょうか。コーヒーも紅茶もそれぞれアンチエイジングパワーを持つ飲み物です。
目的によって使い分け、毎日の生活に取り入れてみてください。