コーヒーとエナジードリンクは別物だから使い分けるべき

元気がない時、気合を入れたい時、眠気を覚ましたい時に、いわゆるエナジードリンクを飲むという人もいると思います。

しかし、あれは本当に効果があるのでしょうか?

私自身の経験だと、一本150円程度の安物から、1,000円近くするユンケルまで、飲んだ後に明確な効果を感じたことはありません。

コーヒーでも眠気が覚めるということはないし、何か耐性があるのか、それとも何かの病気なのでしょうか?

エナジードリンクの多くにはカフェインが含まれています。でも、カフェインだけ摂取したいならコーヒーでいいはず。

例えばユンケル黄帝液には無水カフェインが50mg、レッドブルにはカフェインが80mg含まれていますが、レギュラーコーヒー1杯には100〜150mgのカフェインが含まれており、エナジードリンクのたぐいよりも効率よくカフェインを摂取できます。

値段的にも、豆を買ってきて自分で淹れればかなり安く済むはずですし、砂糖を加えれば脳のエネルギー源であるブドウ糖の補給にもなります。

ただ、エナジードリンクの場合、カフェインだけではなく、他にも様々な成分が配合されています。

ユンケル黄帝液の成分表を見ると、まずビタミンB群が配合されています。ビタミンB群は、糖・脂肪・タンパク質などを分解するときの補酵素として使われるので、体が欲する栄養補給の助けとなります。

他に、強壮作用や強心作用を持つ生薬である反鼻、シベットチンキ、牛黄、完全栄養食とも言われるローヤルゼリーなども含まれています。

レッドブルのほうには、ビタミンB群の他に、血流を改善するアルギニンやブドウ糖が含まれます。

つまり、エナジードリンクとコーヒーは、カフェインが含まれているという部分だけ見て比べるようなものではありません。

カフェインを速やかに摂取したいときはコーヒー、体が弱っているとき、血液の流れが悪くなっているようなときにはエナジードリンクというように使い分けるべきものです。

関連記事

ページ上部へ戻る