コーヒーが便秘解消に効果があるかといったら多分そうではないという事実

女性は便秘になりやすいということで、様々な便秘薬や便秘解消法などが表れては消えています。

激しいものになると、腸洗浄やらコーヒー浣腸などといったものまでありました。コーヒー浣腸は、コーヒーを浣腸液として使うというものです。

ただ、コーヒー浣腸の考案者であるマックス・ゲルソンによれば、コーヒー浣腸は便秘解消のためではなく、肝臓のためだとか。確かに肝臓は胆管を介して小腸とつながっていますが、肛門から入れたコーヒーのカフェインが十二指腸まで逆流して肝臓に達することはありえないので眉唾でしょう。

さて、そのコーヒーを浣腸ではなく普通に飲用することで便秘解消に効果があるとする主張もあります。そう主張するアメリカの栄養士によると、コーヒーに含まれるキサンチン、つまりカフェインが腸を活性化するために、排便機能が高まるのだとか。

しかし、カフェインというのは交感神経を活性化するものです。交感神経は、腸管を弛緩させ排便機能に対しては抑制的に働きます。さらに、利尿作用もあるために便秘気味の人の場合便に供給される水分も尿として排泄され、便秘が亢進してしまうという可能性もあります。

つまり、常識的に考えてコーヒーの飲用は便秘解消にはマイナスにしか働きません。

最近「コーヒーは○○に効果がある」という説がたくさん出てきており、中には長期間の実験による確かなものもありますが、根拠が無い不確かな説も多いようです。

例えば今回のコーヒーは便秘解消に効果があるという説も、「コーヒーに含まれるキサンチンが腸を活性化する」という主張によるもので、一見根拠があるように思えます。しかし、コーヒーのキサンチンとはなにかを調べれば、それがカフェインのことであることはすぐわかります。

そして、現在医学的に明確になっているカフェインの働きのことがわかれば、「コーヒーに含まれるキサンチンが腸を活性化する」という主張は、実は何一つ根拠が無いものであることもわかります。

便秘には様々な原因があるので、何を飲めば効果があるというものではなく、それぞれの原因に応じて対処しなければ解消できません。

そして、正しい対処法を知るためには、医師の指導をあおぐ必要があります。健康情報は、自分に都合のいいものだけ選ばずに、きちんとした知識によって判断すべきでしょうね。

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