「ズキズキ型」二日酔いにはコーヒーが有効

日本人はお酒に弱い民族です。アルコール分解酵素を持っていない人が人口の半分はいるとも言われています。最近は苦手な人に飲酒を強要するバカな大人も減ってきましたが、それでも飲めないのに無理に飲ませられる人や、立場的に苦手だと言い出せず、我慢して飲んでいる人も少なくないでしょう。

飲めもしないお酒をたくさん飲まされ、翌日二日酔いになるという人もいると思います。二日酔いには、様々な原因と症状がありますが、こめかみあたりの血管がどくどく脈打つような感じがして頭痛がするというタイプの二日酔いには、コーヒーが有効。

こめかみが脈打つタイプの頭痛は、日本酒に多く含まれる「アデノシン」という物質が頭部の血管を拡張させたために起こります。コーヒーに多く含まれるカフェインは、交感神経を活発化させます。交感神経は血管を収縮させる働きがあるので、血管の拡張による頭痛には有効な対抗手段。

ただし、二日酔い後のコーヒー飲用で注意すべきことは、必ずコーヒー以外の水分を摂取しておかねばならないということ。アルコールには非常に強い利尿作用があるとともに、肝臓でアルコールが分解されるときには大量の水分が消費されます。その結果、飲酒後は体内の水分量が不足しています。

コーヒーの利尿作用はアルコールほど強くはありません。通常の体の状態であれば、多少コーヒーを飲んだところで、その利尿作用が原因で脱水症状を引き起こすことはありません。しかし、飲酒によって水分が不足している状態のところにさらにコーヒーの利尿作用が加わると、脱水症状が起きる可能性もあります。

そのため、コーヒーを飲む前にスポーツドリンクなどで必要な量の水分を体内に確保しておく必要があるのです。また、スポーツドリンクには体内から水分とともに失われるミネラルもバランスよく配合されているので、速やかな二日酔いの改善のためにも有効。

しかし、スポーツドリンクに含まれる成分には血管を収縮させる作用を持つものはないので、その後コーヒーを飲んで血管の拡張を抑え、ズキズキ型の頭痛を改善させます。

カフェインの含有量からいえばコーヒーが効率がよいと言えますが、コーヒーが苦手という場合はココアや緑茶などでもかまいません。ココアはコーヒーの50%程度、緑茶はコーヒーの30%程度カフェインを含有します。

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