あなたは「朝茶」派?それとも「モーニングコーヒー」派?

あなたの目覚めの1杯は何ですか?

お茶派もいれば、コーヒー派もいるでしょう。

世の中の人は、目覚めの1杯にどんなことを期待して飲んでいるのでしょう。

「朝茶」の習慣

朝に飲むお茶「朝茶」はその日一日の災いから守ってくれると昔から言い伝えられており、「朝茶は福が増す」とのことわざもあります。

また、「朝茶に別れるな」はそのお茶を飲み忘れると縁起が悪いという意味であり、目覚めの1杯のお茶の習慣を重んじていたことを伺わせます。

緑茶にはタンニンやカフェインが含まれており、タンニンは胃や腸の働きを活発にし、カフェインは興奮作用で目覚めを促します。

昔はもちろん緑茶に含まれる成分がどんな効果があるのかは知られていませんが、目覚めの1杯で1日を始める気持ちを整えることができる感覚は、昔から多くの人々が実感として得てきたことなのでしょう。

朝にコーヒーを飲む理由は?

一方、現代は「モーニングコーヒー」派も主流です。

アサヒ飲料などを傘下にもつアサヒグループホールディングスが近年行った調査結果によると、朝にコーヒーを飲む習慣がある20代以上の人でもその理由に男女差があることが伺えました。

男性は、コーヒーの苦みを感じることで体を意識的に目覚めさせるという理由で飲んでおり、女性は便秘解消などの美容効果を狙った飲み方をしているようです。

目に見えない効果よりは、苦みという実際の味覚を利用していたり、コーヒーが便通を促したという体験をもとに取り入れていることが伺えます。

これは、どこか「朝茶」に通じるところがありますね。

緑茶とコーヒーの効果の共通点

緑茶とコーヒーにはよく知られているようにカフェインが含まれています。

そのため、その興奮作用で仕事や勉強、運動などの効率を高めてくれる効果は共通です。

緑茶にはビタミンCが含まれており、日焼けの元となるメラニンの生成を抑え、肌の若々しさを保つには最適です。

一方、コーヒーに含まれるクロロゲン酸もまたメラニンの生成を抑えるため、「シミシワ予防」に効果ありと近年話題です。

緑茶はアミノ酸の一種の「テアニン」が含まれ、神経伝達物質に作用しリラックス効果を生みます。

また、コーヒーの香りにはリラックス効果があるという研究結果はよく知られています。

それぞれ成分や作用に違いはあっても、効果には一定の共通点があるようです。

結局は飲んだときの感じ方が一番大事ということに尽きるのでしょうか。

さて、あなたはどちらの朝ドリンクに軍配を上げますか?

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