人には「コーヒー遺伝子」が存在する?コーヒーの好き嫌いの違いはここだった!
コーヒーはその独特の味や香りから、ものすごく好きな人もいれば、苦手に感じる人もいます。
実際に飲んでみてもその感じ方は様々で、飲んで集中力が上がったり、元気になる人もいれば、一口だけで気持ち悪くなってしまう人もいるのです。
同じ成分の同じ飲み物なのに、なぜこのような違いがあるのでしょうか。
「単なる好みや体質の問題では?」と思ってしまいますが、どうやらもっと深い生物学的理由があるようです。
それは、遺伝子レベルまでさかのぼります。
人には、なんと6つの「コーヒー遺伝子」があるようなのです。
その6つは主に、カフェインに対する体の反応を決めているとのこと。
カフェインを摂取すると興奮したり、気分が良くなったり、血行が良くなったりと体や感情に様々な反応がありますが、その反応や代謝方法を決定づけているのがその6つのコーヒー遺伝子なのだそう。
なるほど、少しのカフェイン摂取で眠れなくなる人もいれば、浴びるように飲んでも平気な人もいる原因は、ここなのかもしれません。
この研究はハーバード大学公衆衛生学部の研究チームが、コーヒー愛飲者12万人以上を対象に行ったものです。
人それぞれのコーヒーに対する反応の違いが「遺伝子」と関係づけられると、やはり説得力があります。
あなたがコーヒー大好き人間だとしたら、それは単に後天的に得た好みではなく、遺伝子によって先天的に決められていた可能性もあります。
ただ、日本は国民が日常的にコーヒーを飲むようになってからの歴史がまだまだ浅い国です。
もしもあなたがカフェインが苦手でも、それは遺伝子的には仕方がないことなのかもしれません。