山頂で飲むコーヒーが美味しいことを科学が証明!?

登山者はよく山頂で飲むコーヒーは格別だと言いますが、実はこれについて気分だけの問題でないことがわかりました。

コーヒーの味の秘訣は抽出温度。

登山者の中には山頂での食事を楽しみにしている方も多いでしょう。登山者からはよく「コーヒーを山頂で飲むと格別」などと言います。登山をしない人にとってはそれは山頂までたどり着いたという気分的な要素が大きいように感じますが、実はこれには山ならではの科学的な根拠がありました。

標高の高い山や上空では、高ければ高いほど気圧が低くなるため、水が沸騰する沸点が低くなります。一般的におよそ300メートル標高が上がると、沸点は1度下がると言われています。

すでに気づかれている方もいるかもしれませんが、この地上よりも下がった沸点がコーヒーの抽出温度にとても適しています。コーヒーはだいたい90度前後のお湯で抽出すると、一番美味しく味わえると言われています。抽出する際の温度が高過ぎる場合、苦味や雑味も多く抽出されてしまいます。

そして登山者に人気のある山は標高2,000メートル程度の山が多く、山頂での沸点はおよそ93度。山頂で特に温度を意識しなくても沸騰したお湯を使用することで、最もコーヒーに適した温度で抽出できることになります。

このように科学的に山頂でのコーヒーが美味しい理由が立証できたわけですが、それでもやはり登山者にとっては「山頂で飲む」という心理的な要因が大きく働いていると思われます。

登山が好きで山頂でのコーヒーに特に思い入れのある人に対して、いくら科学的根拠があるとは言え「山頂の場合は沸点が・・・」「抽出する温度が・・・」などと言っても無粋でしょう。山頂でのコーヒーを好む人に出会ったら、「素敵ですね」と返す程度がいいのかもしれません。

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