日本人がおいしいと感じるコーヒーの濃度

おいしいと感じるコーヒーの濃度は人それぞれで違いますが、国によっても違います。ヨーロッパ、とくにドイツ語圏や北欧では濃いコーヒーが好まれるのに対し、日本では薄めのコーヒーが好まれます。

これは日本人の好みが、緑茶の濃度が基本になっているせいなのかもしれません。一昔前に流行したアメリカンコーヒーはまさに特徴的なものであり、日本人が最もおいしいと感じるコーヒーの濃度なのかもしれません。

これでは、本来コーヒーが持つおいしさを表現するには濃度不足であり、おいしいと思えるコーヒーの味が希薄になってしまい、当時その他の飲料の方に人々の興味は流れてしまいました。

この動きはアメリカでも起こりましたが、最近ではヨーロッパを訪れる人も増えた為、コーヒーの独自性を尊重したヨーロッパ的な濃いめのコーヒーも普及してきています。

ですが、コーヒー本来の濃度は日本人が緑茶を飲んできた事と同様に、古くからヨーロッパの家庭で飲む習慣が積み重なってできたものなので、日本人の味の好みに合わないのも仕方無いのかもしれません。

日本人の好みに合わせたおいしいコーヒーは薄めのコーヒーですが、お湯の注ぎ方、注ぐ早さ、コーヒー粉の量など注意が必要です。コーヒーの楽しみ方はその国々で違い、独自の発展をしていると言えるかもしれません。

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