冷えたコーヒーが濁ってしまう原因とは?

コーヒーは温かくても冷やしてもおいしいものです。ところが、冷やした時にコーヒーが濁ってしまった経験はないでしょうか。この濁りの原因はコーヒー豆の製造工程にあるのです。

一般的に豆を挽くとき微粉が出てしまった時、その微粉がコーヒーに混入し、冷えると濁りが発生します。この微粉が発生しやすいかどうかはコーヒー豆をどう処理するかによって変わってきます。

収穫されたコーヒー豆は水で洗うか、それともそのまま乾燥させる方法でまずは処理されます。水で洗った場合には豆の中心部に水分が残ってしまうため、焙煎した際にうまく熱が伝わらなくなってしまいます。

そうすると中心部のシルバースキンと呼ばれる部分がうまく焙煎されず、白く残ってしまう場合があります。これは炭水化物であり、熱いうちは透明ですが、冷えると白濁してしまうのです。

これが乾燥式で加工すると中心部までまんべんなく乾燥されるため、中心に水分が残ることも無く、焙煎したときに中心部までしっかり熱が通り、シルバースキンも焦げて除去され、濁らないコーヒー豆が出来ます。

また、単純にコーヒーミルの性能が悪くてコーヒー豆の粒子がばらついてしまい、微粉が多く出てしまう事もあります。冷えても濁らないコーヒーを煎れるには豆の選別だけでは無く、道具を選ぶ事も重要なのです。

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