コーヒーを保温しておく時に気をつけたい事
コーヒーを飲むときに一杯分だけを淹れるのはあまり無く、多めに淹れて保温しておく事が多いかもしれません。しかし、その方法によってはコーヒーの風味が劣化してしまう事もあります。
一般的にコーヒーは煎りたて、挽きたて、抽出したての3たてが重要だといわれていますが、保温する必要がある場合にはまず直接加熱せず湯煎しておく事をお奨めします。
コーヒーを抽出したデカンタごとお湯に入れ、間接的に温める事で、コーヒーが煮詰まって風味が飛んでしまう事を防げるからです。ただし、これでも少なからず劣化は進んでしまいます。
目安の保温時間としては15分を心がけてください。最近ではコーヒーメーカーの説明書にも書かれていますが、15分以上保温すると味が変化してしまいます。
これは、コーヒーは抽出後に余計な熱がかかると味の劣化が進み、その際香気成分も一緒に空気中に放出してしまい、失われてしまうという特性があるからです。
コーヒーを適切な状態で飲む為には、淹れたら時間をおかず飲む事が最適ですが、保温しておく場合でも正しい方法を行えば、淹れたてに近いコーヒーを飲む事ができます。