ハリカの「お湯注ぎマシン」がクールだけど値段はホットだった
コーヒーメーカーというのは、粉とお湯をセットすればコーヒーが出てくるという機能があれば充分だと思います。
最近はちょっとお高い多機能や高機能だったりするコーヒーメーカーがいろいろ出ているんですが、我が家にある1,600円で買った製品を買い換える気にはなれません。
1,600円の安物でも充分それなりの味のコーヒーができ、もうちょっとしっかりおいしくしたいときは自分でペーパードリップで淹れます。
もちろん「ドリップの達人」みたいな人が淹れるほどのものはできませんが、手順を間違えたり飛ばしたりしなければ、なかなかおいしいコーヒーができるもの。
それ以上を求めるなら、プロのお店に行けばいいと思います。
ただ、最近ちょっと「これクールじゃない?」と思ったコーヒーメーカーがあります。というより「コーヒーメーカー」と呼んでいいのかどうかちょっと微妙な商品なんですが・・・。
ハリオの「V60 オートプアオーバー Smart7」は、コーヒーメーカーというよりは厳密に言えば「お湯注ぎマシン」。
サーバーやドリッパーが付属していますが、普通のコーヒーメーカーのように一体型ではなく、独立したガラスのサーバーとドリッパーで、機械を使わなくてもヤカンでお湯を注いで使えます。
ただ、「お湯注ぎマシン」といってもお湯が流れるだけの機械ではありません。本体には、「マイレシピモード」という、自分で蒸らしの時間、湯温、湯量、そしてお湯が注がれる勢いまでを指定できる機能があります。
つまり、自分の好みや豆の種類、その時飲みたい味に合わせて、お湯の注ぎ方が選べるというわけですね。
この製品、例えば今ちょっと話題になっている「ハンドドリップを再現したコーヒーメーカー」なんかよりも自由度が高い上、より自分好みの味を作れるということで、プロには及ばないけれど自分のつたない技術で淹れるより、はるかにおいしいコーヒーを楽しめると思います。
ただ、残念ながらこの製品、5万4,000円と高額。やはり自分でハンドドリップですかね・・・。