こだわりの本格的カフェオレを自宅で淹れてみる
同じ「コーヒー牛乳」でも、カフェラテやカプチーノはエスプレッソがベースになるため、エスプレッソマシンがないと家庭で淹れるのは難しいもの。
その点、カフェオレであれば特別な機械は必要ないため、家庭で淹れるハードルも低くなります。
ただ、本格的なカフェオレを淹れるには、普通にコーヒーを淹れて牛乳を注げばいいというわけにはいきません。
まず、フランスでは「フレンチロースト」と言われるように非常に焙煎度が高い豆を使います。そのためかなり強いコクがあり、ブラックで飲むのはちょっと敬遠したいぐらいの濃いコーヒーになります。
淹れ方はペーパードリップでもかまいませんが、こだわるならフレンチプレスや、ベトナムコーヒーのフィルターを使うのもいいでしょう。
最近はベトナムコーヒーのフィルターも入手しやすくなっています。あれはもともとはフランスから伝わったもので、紙のフィルターを通さないためにコーヒーの味がそのまま抽出されます。
さらにこだわるのであれば、豆の種類をロブスタ種にします。ロブスタ種の豆は、ベトナム産やインドネシア産のものが入手しやすいでしょう。
使う水も変えてみるといいでしょう。フランスでは硬水を使うため、軟水を使うのとはコーヒーの味わいが変わってきます。同じフランス産のエビアンを使えばぴったり。
ここまで来れば牛乳にもこだわりたいところ。以前、紅茶の本を読んだのですが、イギリスのミルクティーはそもそも牛乳からして違うと書いてありました。
日本で売られている牛乳はほとんどがホモライズされたものですが、欧州ではノンホモライズが一般的。
日本でも少数ながらノンホモライズの低温殺菌牛乳が売られているため、入手できればそういう牛乳を使ってみるといいと思います。かなりお高い買い物になってしまいますが・・・。
カフェオレは基本コーヒーと牛乳の対比は5:5。ただ、その割合はお好みで。
牛乳はコーヒーと合わせる前に煮立たせないように温めておきます。
ここまでこだわると、それなりにコストもかかってしまいますが、たまにはそんな贅沢もいいのではないでしょうか?