違いが分かる感じでダバダーするためのインスタントコーヒーのおいしい淹れ方
インスタントコーヒーというと、お手軽ながらも豆から淹れたコーヒーよりはちょっと劣る存在として見られがち。確かに、カフェのエスプレッソや丁寧に淹れたドリップコーヒーと比べると、味も香りも敵わないのは確かです。
コンビニやファストフード店でも手軽にそこそこの味のコーヒーを買えるようになった現在、インスタントコーヒーの影は非常に薄く、特に様々な味を楽しめる1杯分ずつ分けられたスティックタイプの粉コーヒーよりも、昔ながらの顆粒タイプのインスタントコーヒーのほうがより売上は落ちているとのこと。
そうは言っても、インスタントコーヒーもかなりおいしくなってきています。大手コーヒーメーカーのネスレは、コーヒー豆の粉をインスタントコーヒーで包むという新製法の「レギュラーソリュブルコーヒー」を「レギュラーコーヒーを超えた」とまで主張しています(もっとも、ネスレは「レギュラーソリュブルコーヒー」をインスタントコーヒーとは違うものと位置づけていますが)。
コーヒー好きでインスタントコーヒーを選ぶ人はいないと思いますが、会社などではインスタントを置いているところもまだ多いようです。せっかく飲むなら、インスタントといえどもできるだけおいしく飲みたいもの。そこで、インスタントコーヒーをおいしく飲む方法を調べてみました。
1.分量を守る
インスタントコーヒーというと、カップに適当な量を入れて、適当な量のお湯を注いで混ぜるだけという人も多いのではないでしょうか?しかし、瓶のラベルに書いてある分量を守るのは大切なこと。瓶に書いてある分量は、メーカーがその商品を最もおいしく飲める分量の基準を教えてくれているということなのです。
もちろん味の好みは人それぞれなので、まず分量通りに作ってみて、そこを基準にして濃くするなり薄くするなりするのはいいと思います。
2.よく混ぜる
実はインスタントコーヒーには作り方が二種類あります。どちらも豆からコーヒー液を抽出するところまでは同じで、そこから熱風で水分を飛ばして固形化する「スプレードライ方式」と、凍らせた後に真空で水分を取り除く「フリーズドライ方式」に分かれます。
「スプレードライ方式」で作られたインスタントコーヒーは冷水でも溶けやすいのであまり気にすることはありませんが、「フリーズドライ方式」は溶けにくいので、まずカップに入れた後に少量のお湯を加え、なめらかになるまでよくまぜてから、分量のお湯を加えると、溶け残りがなくなりおいしさが増すといいます。
3.「フリーズドライ方式」がお勧め
「スプレードライ方式」は冷水でも溶けやすくお手軽である反面、水分蒸発時に熱が加わることで風味が劣化し、香りが飛んでしまいます。その点、「フリーズドライ方式」は適切に抽出されたコーヒー液の変化や劣化が少ないので、「スプレードライ方式」よりも味の面では上と言えるでしょう。
ただし、上記のように「スプレードライ方式」よりも溶けにくいので、しっかり溶かしてから飲むようにしましょう。
4.いろいろ足してみる
手間暇かけて淹れたコーヒーにはあまり余計なものを加えたくないという人もいると思います。その点インスタントコーヒーならば、お手軽にいろいろ付け足しができるのではないでしょうか?
例えば、インスタントココアを混ぜてから牛乳を注げば「カフェモカ」風味になるし、多少手間ですがキャラメルをお湯で溶かしてから、インスタントコーヒーを加えて牛乳を混ぜれば「キャラメルマキアート」風味を楽しめます。
スーパーカップのバニラに、少し濃い目に淹れたインスタントコーヒーを注げば、廉価版の「アフォガード」になります。
いろいろ調べてみた中には、「顆粒をフライパンで煎る」というのもありましたが、そこまでするなら普通に粉からペーパードリップで淹れればいいのではないかと思うのですが・・・