コーヒーを入れる時、お湯はどう注いでいますか?
コーヒーを入れる時、お湯の注ぎ方にも数種類の方法があります。一般的な方法としてはカリタ式とメリタ式があります。難易度としてはメリタ式よりもカリタ式が難しいとされています。
カリタ式とメリタ式の違いはドリッパーの形状の違いです。カリタ式は三つ穴のドリッパーであり、メリタ式は一つ穴のドリッパーです。日本で最も普及しているのはカリタ式です。
カリタ式の場合、最後の段階まで抽出液の濃度や抽出量を加減しながらお湯を数回に分けて注ぐ必要があります。三つ穴であるため、お湯を注ぐスピードが速いと、水っぽいコーヒーになってしまいます。
水っぽいコーヒーにしないためには、蒸らしで膨らませたコーヒーの粉の層をしっかり保つ事が重要です。粉の層が濾過できる以上に注がないようにするため、口の細いコーヒーポットを使用すると良いでしょう。
メリタ式の場合は、蒸らしのあとお湯を一度に注ぎます。コーヒーの粉の量と注ぐお湯の量を間違わなければ、カリタ式のような数回に分けてお湯を注ぐといったテクニックは必要ありません。
カリタ式とメリタ式では方法が異なりますが、両方に共通している事はゆっくり濾過すれば、適正なうま味成分が抽出できるという事です。じっくり濾過させる事でおいしいコーヒーに巡り合えるのです。