意外と簡単?直火式エスプレッソコーヒー

自宅で様々なコーヒーを楽しみたい、そういった需要が増えたことで、近年では多種多様なコーヒーメーカーが店頭に並んでいます。ただ、エスプレッソコーヒーとなると話は別。エスプレッソマシン自体が高価であったり、安価でも専用のインスタントを使わなければいけなかったりと、困った状況です。

ましてや、エスプレッソ用のコーヒー粉を市販している店舗が少ないのも、悩ましいところ・・・。

というわけで、今回は自宅で直火式エスプレッソを楽しむために必要な器具や、淹れ方について綴りたいと思います。

1.直火式の器具を用意しよう

必要な器具は直火式の抽出器。代表的な名称をあげると、モカエキスプレスや、マキネッタと呼ばれているもの。これには製造しているメーカーによって形や大きさ等、様々なものがありますが、大体の構造は一緒なので、作れる杯数に着目して選べば大丈夫でしょう。

喫茶店などで出てくるエスプレッソの様に泡を作ることは出来ませんが、味わいは十分に楽しめます。

一般的な直火式抽出器の構造は、下部ポットと上部ポット、バスケットで構成されています。バスケットにコーヒー粉を入れ、下部ポットにセットした後、水(お湯)注ぎ、上部ポットを乗せるような形です。そのあと火にかけ、上部ポットにエスプレッソがサイフォンの要領で溜まり出来上がります。

2.焙煎度合いが深く、極細挽きの豆を用意しよう

一般的に焙煎度合いは8段階に分かれています。その中で、エスプレッソに向いているのはイタリアンロースト~フレンチロースト。焙煎度合いでいうと、7~8番目にあたります。そして、1番細かく挽きます。ミルは種類によっては極細挽きが出来ないものがありますので、必ず極細挽きが出来るものか確認してから選びましょう。

3.抽出準備をしよう

エスプレッソ1杯分の粉の目安は大体6グラム前後。用意したメーカーのバスケットにすりきるように詰め込みます(用意したメーカーの杯数より少なく作るときは平らになるように詰め込みます)。そして下部ポットに1杯分50mlの水を注ぐのですが、高温高圧で急速に抽出してこそ、エスプレッソと呼べるものになるわけですから、あらかじめお湯を沸かしておき注ぐのがお勧め。

さて、下部ポットに水(お湯)を入れたら、コーヒー粉を入れたバスケットをセットし、その上に上部ポットを固定しましょう。しっかり固定しないと、お湯が漏れ出すので注意。そうしたら、次は火にかけていきます。

4.火にかけよう

家庭用コンロのサイズですと、安定しないことも有り得るので、安定させる為に網を用意しておくといいかもしれません。網をコンロの上に置き、その上に直火式抽出器を乗せたら、火にかけていきます。

火にかけてしばらくすると、沸いてくる音が聞こえ、蒸気が出てきます。この間に、上部ポットに抽出されたエスプレッソが上がっていくので、無闇に蓋をあけないようにしてください。しばらくすると渇いた音がするので火を止め、カップに注げば完成です。注ぐ際は熱くなっているので注意してくださいね。

器具と材料があれば、意外と簡単に出来てしまうエスプレッソ。皆さんも是非、午後のひといきや、デスクワークの合間に楽しんでみてはいかがでしょうか。

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