オリジナルブレンドを作るための4つのコツ
様々なコーヒーを飲んでいると、「自分だけのブレンドコーヒーを作っ
てみたい!」と思う時はありませんか?市販やお店の味とはほんの少し
違う好みの味を作ることが出来たら、毎日のコーヒーブレイクも満足し
たものになるでしょう。
とはいえ、ブレンドコーヒーを作るのは簡単なことではありません。今
回は失敗しないためのブレンドルールを紹介したいと思います。
1.同じ焙煎度合いで種類の違う豆を合わせる。
違う種類の豆であれば何でもいい、と思いがちですが、それでは美味し
いブレンドは出来ません。まずは焙煎度合いが一緒のものかどうか、が
重要。焙煎度合いの違う豆で掛け合わせると、挽き方や抽出方法に違い
が出てきてしまい、うまく馴染みません。ですから、同じ焙煎度合いの
豆で掛け合わせましょう。「深煎り豆A×深煎り豆B」や「浅煎り豆A
×浅煎り豆B」といったように、同じ焙煎度合いの豆を使い、バランス
をとることで、馴染みやすく、抽出しやすいブレンドになります。
2.豆のタイプや産地を対照的に合わせる。
「肉厚の豆×肉薄の豆」や「大きい豆×小さい豆」、「中南米産×アジ
ア産」のように対照的な豆を合わせる事で、相乗効果が出てきます。良
いところはそのままに、足りない部分を補うようなバランスのとれた仕
上がりになります。
3.ブレンドをまとめてくれる繋ぎの豆を選ぼう。
繋ぎになる豆を選ぶというのは難しいことなのですが、うまく繋ぎの豆
を選ぶことが出来れば、ブレンドコーヒーの味が格段に美味しくなりま
す。全体の1~2割、隠し味程度で加えるのですが、選ぶポイントは単
純です。個性が強い豆か、個性がない豆、を選ぶことです。とはいえ、
上記の焙煎度合いや、タイプ、産地など組み合わせていくと、どんな繋
ぎがいいのか解りませんよね。だから難しく、奥が深いともいえます。
参考までに記しますと、
「中深煎りのブレンド」→「メキシコ産」
「浅煎りのブレンド」→「キューバ産」
のような具合になります。
あとは経験と好みの問題。様々な繋ぎを試し、見つけ出すしかありませ
ん。喫茶店のマスターのブレンドなどは、そういったプロならではの技
術で作り上げているんですね。
4.役割分担を考えてブレンドしよう。
単品の豆が持つ「酸味」、「苦味」、「香り」、「コク」の役割分担を
決めて、まずは等分量ずつブレンドし、調節していきます。どれかが決
定的に欠けていると、物足りないコーヒーになってしまいますし、偏っ
た味になってしまいますので注意してください。
以上がブレンドを作るコツになります。長くなりましたが、何はともあ
れ、失敗を恐れず、チャレンジするのが1番です。身近なコーヒー通や
専門家の方がいるならアドバイスを貰うのもアリですね。