コーヒーメーカーの上手な使い方!ちょっとしたコツをご紹介
家庭でコーヒーを淹れる場合、コーヒーメーカーを使用する事が多いと思います。値段も高くありませんし、簡単に使えるので便利で、抽出の原理はドリップコーヒーと同じです。
色々な機種を使って比べてみたのですが、どうしても機械によってはお湯の粉への負担がかかり方が安定せず、出来たコーヒーの濃さは淹れるたびにばらつきがあります。それも注意していれば気づくくらいにです。
ですから、出来る事ならば購入前にお試しで使ってみる方がいいでしょう。しかし現実的にそれはなかなか出来ない事の方が多いのも事実。その場合はインターネット等で情報を集めるという手もあります。
コーヒーメーカーは抽出時のお湯の温度が高めになる傾向があります。お湯の温度や注ぎ方を制御する事はできませんから、味の調整は原料として使用する粉の量や挽き具合だけで行う事になるのです。味が重いと感じられる場合には、少し煎りの浅いものに変えてみたりするといいと思います。納得のいくように自分好みで合わせていきましょう。
コーヒーメーカーには保温機能がついているのですが、その保温機能は使わないでおきましょう。コーヒーには変化しやすい味や香りの成分が沢山含まれています。それらの変化は温度を高く保つことで促進されます。
10分間も保温すれば酸味や苦みの変化、香りの質の変化が起こった事に気づくでしょう。最近は加温ではなく、魔法瓶で保温するタイプも増えています。淹れたてを飲むに越したことはありませんが、保温が必要な場合は、より熱の負荷が少ない魔法瓶タイプを選ぶといいかもしれません。
コーヒーメーカーはとても実用的で早いものですが、あまりお勧めはしたくない所。お湯を沸かすことが出来て電動のミルがあれば、コーヒーを淹れる為にとられる時間はせいぜい数分程度です。
このコーヒーの風味を作る最後の数分間を機械に任せてしまうのは勿体ないかもしれません。その数分間が与えてくれるコーヒーの楽しみはとても大きい事も忘れてはなりません。