コーヒーの表面に浮いている油ってなに?
コーヒーを淹れたとき、表面に油が浮いている場合があります。これはコーヒー豆に含まれる油脂分です。もともとコーヒー豆に含まれているため、購入したての新鮮なコーヒー豆でも見られる現象です。
特に深煎りになればなるほど多く表面に浮き出てきます。当然、飲んでも問題ありませんが、とりわけ古いコーヒー豆ほど抽出後もお湯に溶け込まずに、油が分離し表面に浮いてくる傾向にあります。
これを防止する方法はありませんが、新鮮なコーヒー豆を使用する事で程度を抑える事ができます。コーヒーは焙煎後から酸化が始まり、鮮度は低下してきますので、生鮮食品のような扱いを心がけましょう。
カップラーメンでも同じように油の酸化が起こり、健康に悪影響を及ぼすといった事が数年前報じられた事がありました。そのため、ノンフライ麺やノンオイル麺が登場し、今ではそれが主流となっています。
カップラーメンでは油を使わなければ良かったのですが、コーヒーの場合はそうはいきません。コーヒー豆の油は取り除く事ができないからです。まずはコーヒー豆を酸化=腐らせないようにする事が重要です。
冷蔵庫にコーヒー豆を保存するのも酸化を遅らせるには有効な方法の一つです。ですが、酸化が止まるわけではないので3週間以内には飲みきるようにしましょう。常温保管よりは多少おいしさを継続できます。