買ったばかりのコーヒー豆に油が浮いている!?
買ったばかりのコーヒー豆に油が浮いてると、これは大丈夫なの!?古いものなの!?と思うことがあると思いますが、この油はコーヒー豆自体の脂質で焙煎する時に出てきますので、何の問題もありません。
そもそも、油という面だけで一概にこのコーヒー豆は古いとも新しいとも言えません。なぜなら、その要因は焙煎度合によるものだから。
シティ・ロースト以上、つまり、8段階中の5段階以上の焙煎度合では油が出ます。このくらいの焙煎度合ですと、焙煎直後から油が出始めます。深煎りであればあるほど、焙煎直後には既に油が出てテッカテカになります。
ですから、買った物が浅煎りであれば、コーヒー豆にあまり油が浮かないはすです。もし、浅煎りで日が経っていないにも関わらず、油が浮いてきた場合は、焙煎する時の熱のバラつきや豆のサイズのバラつきが原因で、色が浅いにも関わらず、深煎り豆のように油が出てきてしまっている可能性があります。
そして、油が浮かないものは浅煎りだけではありません。「オールドクロップ」や二回焙煎しているもの、成分が抜けてしまっている古い豆も油が少ないので、油が出ていると古い、もしくは新しいということでもありません。
そういう例があるので、本当に古くなって酸化してしまった油が浮いているコーヒー豆の判断はなんとも難しいもの。新しいのか古いのかは飲んでみるか、抽出時に粉が膨らむかなどで判断するしかありません。