コーヒー豆は豆のまま保存する方が良い?
コーヒー豆は粉にせず、豆の状態の方が保存に適しているのは、単純に表面積の問題です。豆の状態と粉では数百倍も表面積が違いますので、それだけ粉の方が酸化が早く進み、味が落ちてしまいます。
それだけではなく、粉の状態ではアロマを作っている重要な揮発成分がどんどんなくなってしまいます。
やはり、前日挽いた豆と飲む前に挽いたコーヒーでは香りが格段に違いますから、一番良いのは飲む直前に、自分で豆を挽いて飲むのが良いと思います。
ミルについて少し付け加えさせて頂ければ、ミルは手動と電動があり、更に豆をカットしながら挽く「カット歯式」と臼歯で豆をすり潰す「臼歯」があります。どちらでも好きなほうを選ぶのが良いとは思いますが「摩擦熱を抑えること」が重要です。
しかし、各家庭にミルがあるとは限りませんので、粉を挽いてもらった場合でも、コーヒーの袋をクリップなどでしっかりと留めてから、さらにキャニスター(保存用のふた付きの瓶)などに入れ、冷蔵庫に保管すれば、1~2週間は美味しく飲めます。
それよりも長く保存したいというのならば、ジップロックなどの密閉容器を使い、空気を抜いて冷凍庫に入れ、使う分をその都度常温に戻して飲むのが最適でしょう。