ピーベリーって何?ピーベリーの特徴とは?

ピーベリーとは、いわゆる奇形の豆で、コーヒーの一つの赤い実の中に一つの種子しかいない単実のコーヒー豆のことです。日本では、丸豆と呼ばれています。日本ではなかなか手に入らず、海外では高級品として販売されています。

普通のコーヒー豆は赤い実の中に半球形の2個の豆が、平らな面を向い合せで入っていますが、ピーベリーは単実のため、コロコロと丸い形をしています。同じように奇形の豆でも、一つの実の中に3個、4個、8個の豆が入っているのが、多実コーヒーで「ポリスペルマ」と呼ばれています。これは、ミカンの房のような形をしています。形に影響されるわけではないと思いますが、ポリスペルマは三角形のように尖った味がします。

ピーベリーは様々な条件が重なったときにできます。様々な条件とは、異常交配、その年の降雨量、日照状況、実のなる位置などが考えられています。

生産国によっては、「ピーベリー」として独立した取引をしているところもあります。「ジャマイカ・ハイマウンテン・ピーベリー」などは、味もよく珍品として扱われているのが有名です。

丸い形で比較的小粒のため、火の通りがよく、満遍なく煎れるため、肉厚の大粒コーヒー豆より、焙煎しやすいのも特徴です。

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