コーヒー豆にもサイズってあるんですか?また、混ざっていると違いがありますか?
色々な作物で、サイズによる分類があるように、コーヒーにも分類があります。しかし日本で良く見かける果物などのように、綺麗にサイズが揃っているというわけではありません。
分類方法は、中心の基準があり、その上下どちらのサイズも一定量存在するという、偏差値の分布のようなばらつきをイメージすると分かりやすいでしょう。中心あたりは数が多く、端の最大最低のあたりは数が少なくなります。
ところで豆のサイズは大きい物小さい物、どちらが良いのでしょうか?
他の作物と同様、コーヒーも大きい物が高級とされています。これは単に数が少ないからというだけではなく、味による違いもあってのことです。種子である豆が大きく成長するということは、実自体も大きいということであり、豆の味もそれだけ芳醇になります。
コーヒーの生産地ではこの大きいサイズは最高級品として分けますが、そのほかのサイズに関しては、それほど厳しく分けていません。
中心の基準のサイズが60%なら、それを上回るサイズが20%、下回るサイズが20%などというように、バラつきがあります。
そのため、基準サイズを元にして全てを焙煎してしまうと、60%は良くても、違うサイズの40%分は焙煎しすぎたり、足りなかったりということにもなるのです。