生豆は洗う必要はあるのでしょうか?

生豆は洗う必要はあるのでしょうか?「生豆からコーヒーを味わいたい」と思っている方は、このような疑問を持っている人が少なくないはず。今回はその事について、一般的な意見も含め触れていきたいと思います。

まず他のあらゆる物もそうですが、生豆も微生物を多く含んでます。人体に多大な害を与えるわけではないですが、どうしても微生物という言葉にいい印象がない人が多いのも事実。

もしどうしても気になれば洗ってもいいと思いますが、実際は培煎する際に熱で微生物はその殆どが死滅してしまうため、そこまで神経質になる必要は正直言うとありません。

洗う場合、水に長く漬けておくと風味が落ちる場合もあるため注意が必要。また乾燥させる際もカビなどが付着する事も考えられるため、注意が必要です。

もし洗う場合は軽く洗いサッと乾燥させて使うのが良いかと思います。

また、生豆が入ってる麻袋はお店のインテリアやコーヒーの雰囲気を表現するのに適しています。さらに、多くの人が抱く南米のイメージからか本場の雰囲気などが感じられ、特別な想いを抱いている方も少なくありません。

しかし現実的には正直、清潔とは言い難いものがあります。インテリア感覚で清潔でない他の商品と一緒にディスプレイしたり、直接、口にする商品を素手で掴むというのも気をつけたい所です。

南米や東南アジアでは当然であっても、日本の消費者はケースや袋といった細かな部分まで気にしているため、衛生面においても敏感です。

また直接、「手で豆を握らないで薄い手袋でもしてくれ」と、心の中で感じている人も潔癖症の人のみならず、多いかもしれません。

麻の袋はアレルギーを引き起こす原因もあると言われ、喘息の人なども素材を触って出るホコリなどで咳が出るかもしれません。喘息でなくてもザラザラの袋を触って肌がかぶれ、真っ赤になり、荒れるかもしれません。目がチクチク痒くなる可能性も高いようです。もちろん麻袋だけでなく、生豆にもホコリは付いてます。

販売する側にある人は自分は大丈夫という意識を一旦捨て、相手の立場に立ち、大きな問題になる前に衛生面にも注意しなければなりません。

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