青みがあり水分が多い生豆は鮮度がいいのでしょうか?
青みがあり水分が多い生豆は鮮度がいいのか?このタイトルの通り、コーヒー豆に含まれる水分についてはいろいろな一般の方、専門家の意見も含めて、過去から現在まで様々な噂、議論が飛び交っています。
今回はそんなテーマについての記事を深く掘り下げて書いていこうと思います。一般的に言われている多くの意見も含まれますが是非、お付き合い下さい。
まず水分が多いと新鮮であるか?という部分ですが、この部分に関しては、もしも仮に生豆の水分がただ減っていくだけならば水分が多いというのは新鮮と言えるかもしれません。
ただ実際は水分は減るだけでなく増える事も多いのです。そう考えると一概にはそう言い切れません。想像していただきたいのですが、もし保管時でも梅雨の時期である6月などは保管していても水分が増え、逆に乾いた季節は水分が減少する事が予測できると思います。
そうなのです。豆は水分が減るだけでなく増える事もあるのです。この事からも水分が多いと新鮮であるとは考えにくいもの。
また予備知識ですが、豆は生産地によっても含まれる水分が変わるという事も覚えておくと良いでしょう。実際に計測するのは相当の通な人や業界の人間だけになる事も多く、一般には知らない人も多いのですが・・・。
続いてですが、水分が多いほど生豆の青みが濃いのか?という部分について考えたいと思います。これもよく議論になりますが、実際この部分については一般的には専門的すぎて追求、検証しにくい難しいテーマです。
豆は産地によって大きく変化します。例えばアフリカ産のコーヒー豆は水分が10%以下の豆でも全体の色が青っぽいものも多々ありますが、中米などのコーヒーは豆の水分が12%以上無いと、青っぽさが少ないという特徴もあるのです。
こういった事も視野に入れて考えた場合、判断は非常に難しく青みが強いと必ずしも新鮮というわけではありません。水分自体はコーヒーの味に深く影響するわけではなく、豆の色も味に大きな変化が起きるというわけではありません。