ローソンのカフェインレスコーヒーがボッタクリすぎる
カフェインは確かに急性中毒や依存症といった、体に対してネガティブな影響を与えることもあります。
しかし、コーヒーに関しては短時間に異常な量を飲まない限り、それほど体に大きく影響を及ぼすようなカフェイン摂取量にはなりません。
小児や妊婦さん、カフェインに過敏な体質という方でもなければ、カフェイン摂取に神経質になる必要はありません。
医学的にそれほど危険でもないものを針小棒大に騒ぎ立てて危険だと言うのは宗教でしかありません。ただ、世の中には危険だと言われれば思考停止してそれを信じ込む人は多いもの。
例えばコレステロール。
厚生労働省は2015年に飲食物に含まれるコレステロールは、血清コレステロール値の増加とは因果関係がないとして、食物からのコレステロール摂取量の制限をなくしました。
しかし、それから2年経過した今でも、食べ物からのコレステロール吸収を防ぐと訴える健康食品やトクホの類は多く、カモになっている人もいまだいます。
「カフェインレス」商売というのもおおむねこのたぐい。大規模カフェチェーンで最初にデカフェメニューを発売したのはスターバックスのようですが、「反カフェイン教」の信者に受け入れられています。
ローソンのコンビニコーヒー「マチカフェ」でも、カフェインレスコーヒーの販売が始まりました。ローソンによると、アラビカ種の生豆を水に浸して、水溶性のカフェインを水に溶かし出してカフェインを97%除去してから乾燥した豆を使っているよう。
ローソンはこのカフェインレスシリーズに「からだにうれしい」というコピーをつけています。
さて、このカフェインレスシリーズですが、レギュラーコーヒーの通常商品がS100円なのに対して、カフェインレスだと同じSサイズで150円。通常のカフェラテがMサイズ150円、Lサイズでも180円なのに対して、カフェインレスのカフェラテはMサイズで200円。
豆自体に手間がかかっている分お高くなるのは当然ではあっても、「からだにうれしい」なんていう煽り文句に騙されて買うのはやはり無知だと思います。
そんなにカフェインが嫌いなら、麦茶でも飲んでおけばいいのではないかと思うんですけどね・・・。