日本で一番コーヒーを飲んでいるのはどこの県?

コーヒーに関しては多くの統計がありますが、「日本一コーヒーを多く飲む!」のは、奈良県の皆さまだそうです。

「日本一コーヒーを多く飲む」がテーマですから、コーヒー会社のマーケティング調査と思いきや・・・なぜか総務省の調査です。

総務省の皆さまにも、コーヒー好きの方が多いのかもしれません。多そうです。

総務省で行われた「コーヒー年間消費量」の調査は、2007年から2009年まで。全国9,000世帯を対象に「家庭で購入したコーヒーの金額」について調査し、3年間の平均を出しました。

そこで「日本一コーヒーを飲んでいるのは奈良県の皆さまだ」と判明したのです。

家計調査で調査した「一年間にコーヒーに使う金額・三年分の調査」をインスタントコーヒーの購入費と考え、これを重量に換算すると、次の通りとなります。

一世帯が一年間に購入したコーヒーの重量は1位が奈良県、インスタントコーヒーの重量としては3,195g分。2位が石川県、同じく3,018g。3位が北海道、同じく2,920gとなります。

全国平均では2,130g

さらにこれを一日あたりのコーヒーとして考えると、奈良県では一日約4杯、全国平均は約3杯だそうです。

これは統計上、コーヒー代のすべてを「家庭で飲むインスタントコーヒーの購入費」として考えたものですが、地域によって、コーヒーショップの多い少ないがありますから、統計の数字にしっかり影響しているそうです。

スターバックスの多い地域は、家庭でのコーヒー消費量が少ない。スターバックスの少ない地域は、家庭でのコーヒー消費量が多い。

それになぜか、ミスタードーナツの店舗数が多い地域は、家庭でのコーヒー消費量が多いそうです。

奈良県はミスタードーナツの店舗数も日本一。おみやげに買ってきたドーナツで、お家でのんびりコーヒータイム。そういう時間がたくさんあるのかもしれません。

コーヒーはドーナツはもちろん、ケーキやクッキーなど、甘いお菓子と合わせることが多いようです。日本伝統の茶道で使うお茶も、羊羹、お饅頭など、甘いお菓子と一緒にいただく飲料です。

これだけを考えると、コーヒーと抹茶は似ているようですが、大きく違うポイントがいくつかあります。

コーヒー豆の生産地は赤道付近のコーヒーベルト地帯。日本ではほとんど生産できません。日本茶はもっぱら日本産です。産地と加工によって味に違いが出ます。

抹茶には砂糖を入れないのに、コーヒーにはミルクも砂糖も入れる人が多いようです。最近では、抹茶にミルクも砂糖も入っているというインスタントティーを多く見かけるようになりました。

コーヒーは油分が含まれます。コーヒーと食べると美味しいケーキやドーナツには油分が含まれています。茶道に出てくる羊羹などのお菓子は、抹茶そのものにも、油分がほとんど含まれていません。

なぜコーヒーでドーナツ(油と油)が美味しいのか。なぜ抹茶で羊羹(ほぼ油なし)が美味しいのか。

美味しい悩みを楽しみながらのコーヒータイム、ティータイムはいかがでしょうか。

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