コーヒーが紫外線のダメージから肌を守る瞬間の撮影に成功!?
「ネスカフェのコーヒー」といえば、ロバータ・フラックの「やさしく歌って」を思い出す方が多いのではないでしょぅか。
グラミー賞で最優秀楽曲部門、最優秀レコード部門などを受賞した名曲です。
穏やかなソウルをBGMに、コーヒーのある風景をドラマチックに描いたネスレ日本のCMは大ヒット。NHKにレコードがあるので、現在もFMラジオへのリクエストが絶えません。
このCMのヒットによって、「ネスレ日本」は日本に知らない人のないコーヒー会社となりました。
2013年5月、そのネスレ日本と、日本栄養食糧学会との共催で、「コーヒーと健康」と題した講演会が行われました。
「紫外線による皮膚細胞障害とコーヒーポリフェノールによる防御作用」をテーマとしたものです。
日本人の食生活において、ポリフェノール摂取の約7割は飲料に由来すること、中でも最も多くポリフェノールが含まれるのがコーヒーであることが発表されました。コーヒーを飲む量が多い人ほど、ポリフェノールの摂取が多いそうです。
また、コーヒーポリフェノールを肌細胞に与えるとどのような変化が起きるか、世界で初めて撮影に成功し、それについても発表されています。
紫外線は遺伝子を酸化させることによってダメージを与えるのですが、その過程に関わる活性酸素を、コーヒーポリフェノールが減らしてくれます。その結果、紫外線によるダメージを抑制することができるのです。
普段コーヒーを飲む女性は、飲まない女性に較べてシミが少ないことが知られていましたが、実際に肌に効果を与えている様子を映像化できたのは、世界初のことです。
皮膚細胞に紫外線を照射すると、細胞の運動能力が低下します。この紫外線照射後、細胞にコーヒーポリフェノールを添加すると、運動能力が維持され、細胞のダメージが少なかったのです。
美味しく飲んで、香りを楽しんで、健康にも良い。コーヒーのある風景は、日本に欠かせないものとなっています。