コーヒーと日本茶とハーブの違いとは?
コーヒーは美味しくてやめられないけど、ほんとうは違うものを飲んだ方が身体にいいかも。と、迷っている方は多いようです。日本茶やハーブティは健康にいいもの。コーヒーはおいしいけど、健康には・・・というイメージが強いからでしょうか。
実は、コーヒーにも素晴らしい健康効果があります。日本茶やハーブティとは、効果の種類が違うだけです。
ハーブティは「西洋の漢方薬」と言われるほど、無数の種類と効果があります。
ほとんどのハーブにはカフェインが含まれず、昼でも夜でも、飲む時間を選ばないのがメリットです。花や葉の香り、かんきつ類の芳香など、香りの種類が豊富で、誰でもかならずお気に入りの一杯が見つかります。
タンポポの根から作るハーブティはコーヒーに似た風味があり「たんぽぽコーヒー」と呼ばれて珍重されています。他にもチコリという植物を焙煎した「チコリコーヒー」があり、これもコーヒーそっくりです。
どちらもコーヒーに近い味ですが、カフェインを含みません。コーヒーは飲みたいがカフェインは避けたいという人の定番ハーブです。
一方、コーヒーの香りにもリラックス効果があります。
どこかをめざして急いで歩いている時、コーヒーショップの前を通りかかり、その香りでほっとしたことがありませんか?
コーヒーにはカフェインが含まれ、眠気を覚ます効果があることで知られていますが、同時に気持ちを休める効果もあるのです。
日本茶にも日本茶ならではの良い香りがあり、種類によってはカフェインが含まれています。コーヒーと同じく、眠気を覚ます効果、リラックスする効果の両方があります。
日本茶やハーブティーには全く含まれず、コーヒーにしか含まれていないものといえば「コーヒークロロゲン酸」。多くの健康効果があって注目を集めていますが、名前のとおり、コーヒーの成分の一つです。
その一つは、血圧を下げること。血圧が高めの人を対象とした調査で、コーヒーが血圧を改善する傾向が認められたのです。
BMI値を下げる効果もあります。BMI25~30未満の範囲が「肥満」とされるのですが、この範囲の人を対象とした調査により、コーヒークロロゲン酸に、体脂肪や体重を減らしてくれる効果があると認められました。
コーヒークロロゲン酸を毎日少しずつ摂取していると、エネルギー消費、つまり体内での脂肪消費を高める効果があり、それが体脂肪値の低下につながるようです。
他にも、抗酸化作用によって、老化の原因となる活性酸素を減らす効果があると言われています。
コーヒーには他にも多くの健康効果があると言われていますが、どんな食品でも食べすぎ・飲みすぎは禁物。それに、コーヒーと一緒に摂取すると、効果や栄養がなくなってしまう食品もあります。
薬やサプリメントを飲んだとき、鉄分を多く含む食材を食べたときは、コーヒーは控えた方がよいでしょう。