20万人が参加した大規模なコーヒー実験

朝コーヒー飲まないと、なんにもできない。

アメリカのコメディのセリフですが、「まったくその通り。コーヒーなしの朝なんて考えられない」という方が多いのではないでしょうか。

そのアメリカのある大学で「20万人の人にコーヒーを飲んでもらう」という大規模な実験が行われました。

皆さんに毎日、普段どおりにコーヒーを楽しんでもらい、4年に一回「体調に変化はありましたか?」とたずねるものです。

コーヒー好きなら誰でも参加したくなるような、楽しい実験でした。

この実験と調査によって、さまざまなことが判りました。コーヒーは頭をすっきりさせる効果と、気持ちをリラックスさせる効果の両方がそなわっているそうです。

 <なぜコーヒーを飲むと、頭がすっきりするのか>

頭がすっきりするのは、カフェインの効果と思われます。記憶力を向上させ、脳を活性化する働きもあります。

カフェインは脳内の神経伝達物質・アデノシンに有効で、脳内を活性化させるドーパミンの生成促進に効果的です。アルツハイマーやパーキンソン病の予防にも効果的と言われています。

 <コーヒーのリラックス効果>

・一日に一回もコーヒーを飲まない人
・コーヒーを飲むが、カフェインレスを飲む人
・カフェインありのコーヒーを飲む人

この三者を較べると、もっともストレスが少ないのは、コーヒーを一日数杯飲んでカフェインを摂取している人でした。

なぜ、カフェインを摂取した方がストレスが少ないのか。

理由としては、カフェインに神経伝達物質(セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなど)の分泌を促し、気分を爽快にするはたらきがあるためではないか、と考えられています。

ただし、気分がふさいでいる時に、その気分を爽快にしようとコーヒーを飲むのはおすすめできません。カフェインが神経への過剰な刺激となってしまい、イライラにつながります。

他にも、コーヒーには多くの効果があると言われています。

コーヒーに含まれるコーヒーポリフェノールが注目されています。野菜や果物並みに豊富で、美肌に効果的だからです。バランスの良い食事に、美味しいコーヒーを組み合わせると、ポリフェノールをたっぷり摂ることができます。

それに、コーヒーには新陳代謝を高め、脂肪燃焼をサポートする働きがあるそうです。

同じ運動をするにも、コーヒーを飲んでから行うと、何も飲まずに行うのと比べ、運動効果が10%以上高まります。スポーツ前に、家事を始める前に、コーヒータイムというのはいかがでしょうか。

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