コーヒーを異常に敵視する人々とカフェインの影響とは

日本ではそれほど大騒ぎする人も多くありませんが、アメリカではやたらカフェインを問題視する人々がいて、スターバックスなどのカフェチェーンではカフェインを抜いた「デカフェ」を扱うようになっています。

そんなにカフェインが嫌ならコーヒーそのものを飲まなければいいのにと思うのですが、そこらへんはノンアルコールビールの類を飲む人々とともに大いなる謎です。

カフェインを問題視する人々がその根拠として挙げるのが「カフェイン中毒」です。カフェイン中毒とは、1日に250mg以上のカフェインを摂取したときに現れる焦燥感・興奮・神経過敏・頻尿などの症状のことです。

では250mgはコーヒーをどれぐらい飲むと摂取することになるのか?150ml、つまり一般的なコーヒーカップ1杯分のコーヒーに100~130mg、紅茶だと30mg程度含まれているので、コーヒー3杯弱、紅茶8杯ちょっとといったところです。

ただし、これは250mg以上の摂取で必ず中毒症状が出るということではありませんし、逆に体質によっては100mg程度の摂取でも症状が現れることもあります。

実際には依存症を証拠づける医学的データはあまりないようですが、依存症があると主張する人もいます。

カフェイン依存症の人がコーヒーを飲んだ時に心地よくなったり活力を感じたりするのは、禁断症状が緩和されただけに過ぎず、そうした心地よさは依存症がない人が通常感じているものに過ぎないという主張もあります。でも、それについては疑問です。カフェイン依存症でない人が常に心地よい状態にあるということなどあるのでしょうか?

依存症の危険性を訴える人は、カフェイン依存症の人がカフェイン切れになるとネガティブになり、精神活動が低下するのでまたカフェインを摂って気分を高揚させようとする、などとまるで禁止薬物扱いです。

ところが同時に、カフェインは体内で分解・排出されるのに時間がかかり、摂取後12時間経っても25%は体内に残っているので、睡眠時にレム睡眠を妨げるとも主張しているのですが、ちょっと考えればここに矛盾があることは簡単に分かります。

つまり、危険性を訴える人は12時間後25%残っているカフェインも睡眠を妨げる作用を及ぼすと言っているわけですが、ではカフェイン依存症の人がカフェイン切れになるのはいつなんでしょうか?例えば12時間後でも25%残っているカフェインが体に作用するのだからネガティブになったりすることはないはずです。

逆にカフェイン依存症という人が12時間以上カフェインを摂取しないでいるということも考えにくいもの。

つまり理論が成り立っていないんですね。だから依存症云々というのはカフェインを過剰に敵視する人のプロパガンダ、もしくはいちゃもんだろうと思います。

この点で、カフェイン中毒と依存症は分けて考える必要がありそうです。カフェイン中毒の症状が出たなら、コーヒーを飲む頻度を減らすか、お茶に切り替えればいいだけの話です。

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