捨てるのはもったいない?コーヒーの豆かすのリサイクル法
コーヒーを自宅で淹れるという方も多いと思います。インスタントならともかく、豆から淹れるという場合、問題になるのはやはり出がらし。出した後は捨てるしかないというものの、なんとなくもったいないから何かに使えないだろうか?と思った方も多いのではないでしょうか?
コーヒーの出がらしにはそれなりに再利用法があります。例えば、国内の大手コーヒーメーカー・ネスレでは、インスタントコーヒー用にコーヒーを抽出したあとの出がらしは、燃料として再利用されています。ただ燃やすだけではなく、燃焼させることで発生した蒸気を工場の熱源として利用しているとのこと。
スターバックスコーヒージャパンでは、出がらしを発酵させて乳牛用の飼料にしたり、出がらしを固めてペレット燃料にしたりといった再利用をしています。
プロントは豆かすと間伐材から植木鉢「CAFE TSUCHIKO(カフェ ツチコ)」を開発しました。植木鉢で植物を育てると植え替えが面倒なのですが、この植木鉢は全て植物原料でできているので、そのまま大きい鉢に入れてしまえばいいというお手軽さ。
もちろん一般家庭ではこのような利用の仕方はできないとしても、他にもいろいろな方法があります。
例えば消臭剤としての利用。コーヒーの出がらしは臭いを吸着する力が強いので、乾燥させた出がらしを小さな容器やお茶パックなどに入れ、下駄箱や冷蔵庫の中、トイレの隅などに置いておけば嫌な臭いを取ってくれます。
また、ガスコンロのグリルの受け皿に湿ったまま敷いて魚を焼くと、落ちた脂とともに生臭さも吸着してくれるそうです。
園芸を嗜まれているような場合は、花壇や植木鉢の土に出がらしを混ぜると土の状態をよくしてくれます。ただし、あまり大量には混ぜず、また、カビる恐れがあるので、天日に当てて乾燥と消毒をしてから土に混ぜるようにしてください。