ちょっと知っておきたいカフェ・オ・レの豆知識

普段コーヒーを飲まないけれど、カフェ・オ・レなら飲むという人が多いぐらい、カフェ・オ・レは人気の飲み物ですが、実際の認識度合いといったら、「コーヒー+牛乳」というのが現状。今回は、そんなカフェ・オ・レについて少し書いていきたいと思います。

1.カフェ・オ・レ用の豆って?

コーヒーの種類によって豆の種類も違うのがコーヒーの常識です。ではカフェ・オ・レに向くコーヒー豆とは何でしょう?それは酸味の少ないもの。酸味が強すぎると牛乳のまろやかさを損なってしまいます。焙煎度合いは、中~深煎りがベター。更に苦味があると、牛乳とのバランスが取れて味わい深くなります。

ブレンド豆ならイタリアンかフレンチブレンドあたり。ストレートならば、ブラジル、ペルー、コロンビアあたりを中~深煎りにして使うといいでしょう。

2.表面の薄い膜が気になる!

自宅でカフェ・オ・レを作った際、表面に薄い膜が張ってしまった・・・、という経験をされたことはありませんか?別段、美味しさに直接影響もありませんし、気にしなければどうってことはないんですが、気になってしまう方もいらっしゃると思います。お店で頂くときには膜が張ってあるなんてことありませんから、尚の事でしょう。

原因は、牛乳に含まれているたんぱく質とコーヒーの油成分が、熱で凝固するため。ですから、膜を作らないようにするには、牛乳とコーヒーを合わせたとき、丁寧に撹拌するのがポイントになります。すると、たんぱく質と油成分が凝固せず、膜を張りません。

もしくは、エスプレッソマシンのスチームで牛乳を沸かすというのも有り。コーヒーと合わせた後も膜を張ることはありません。ただし、泡が生じるので好みによりますね。

3.高い位置から牛乳とコーヒーを合わせた方がいいの?

牛乳の入ったポットとコーヒーの入ったポットを高い位置に持って、カップに注ぐ・・・、そんな光景を何処かで見たことがある人もいるかと思います。特に、CMなどでイメージ画として使われるケースが多いですが、あの混ぜ方に深い意味はありません。

慣れてない人がやれば、たちまち跳ね飛び、悲惨な状況になるでしょう。この場合の混ぜ方は、「撹拌具合が良いから」、ということではなく、「余興や演出の類」であり、高いリスクを伴ってまで真似する必要はありません。単純に良く撹拌するだけで大丈夫です。

日本国内ではあまりありませんが、カフェ・オ・レを注文した際、空のカップに温めた牛乳の入ったポットとコーヒーの入ったポットを添えて提供するお店もあります。そのように提供された時は、好みのバランスに合わせて、従来のようにカップに注ぎ、混ぜ合わせてくださいね。

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