意外と気づかない、コーヒーカップのちいさな秘密
必ず、というわけではありませんが、一般的なコーヒーカップはティーカップよりも小ぶりな場合が多いのはご存じでしたか?
紅茶はお茶の水色を楽しむ要素があるため、それを効果的に見せるために、口が広く、天地が低いものが使われています。
対するコーヒーの場合は、ティーパーティのように一回でたくさん飲む機会は少なく、一日の中で何回も場合に分けて飲むことが多いので、どちらかと言うと並のサイズになります。
もちろん、エスプレッソや食後のコーヒーなどに使うデミタスカップのように、濃度の高いコーヒー用にとくに小さいカップもあります。
最近、アメリカなどでは自分用のコーヒーカップを持ち歩くスタイルも流行っています。モーニングカップ、もしくはマグカップくらいのたっぷりした容量の、蓋のできるカップを持って行き、お店でコーヒーを注いで貰い、好きな所でストローを使って飲んだりもしています。
日本でもこういった、店頭でマイカップにコーヒーを注げるコンビニが増えてきていますね。このように、コーヒーカップには様々なサイズがありますが、いずれにしろカップの内側の色は、やはり白に限ります。
近ごろは、国内のコーヒーカップメーカーも増えてきており、輸入品も入手しやすくなりました。いろいろなカップを集めるのもコーヒーの楽しみのひとつと言えるでしょう。
ここでもう一つ、コーヒーのセットの仕方には、大きく分けてイギリス式とアメリカ式があるのはご存じでしたか?お店によって、カップ、ソーサー、スプーン、ミルクピッチャー、砂糖などを、アメリカ式でセットしているところや、イギリス式でセットしているところもあり、そこは好みの問題と言えるでしょう。
両者の大きな違いは、把手の向きにあります。アメリカ式の場合は、カップの把手とスプーンを右方向に揃えてセットしています。右手で把手を掴んで、何も入れずにそのまますぐ飲めるセットです。
対するイギリス式は、カップの把手を左に向け、スプーンを右方向に向けてセットしています。左手で把手を掴んで、右手でスプーンを使ってかき混ぜやすいセットです。
スプーンを使い終えたら、カップを180度回転させ、把手を右に回して飲む事になります。みなさんも近くのお店で、一度どちらのセットが使われているか、確認してみるのはいかかでしょう。