フランスのコーヒーなど、国によって日本人に合わないというのは本当?
海外旅行での楽しみと言えば、異国の食事がその一つに挙げられます。
フランスでは料理を一通り振舞った後、最後にコーヒーが出されることが多いもの。コーヒーのカフェインには胃酸を分泌させる働きがあるため、消化を促進させる狙いがあるようです。
しかしフランスのコーヒーが日本人に合わないと考えられる理由が二点あります。一点目はエスプレッソで淹れることが多いこと。濃いエスプレッソでの飲用は、最近増えてきたとはいえ、日本では飲み慣れていない人もまだまだいます。
二点目は、使用している豆の種類の違いです。
コーヒー豆にはいくつか種類があり、日本人が良く飲んでいるのはアラビカ種ですが、フランスではロブスタ種が一般的です。ロブスタ種はブレンドコーヒーなどにも入っていますが、個性が非常に強く、独特の風味と強烈な苦味を持っています。
そのために、ブレンドコーヒーに三割も入れるとロブスタ種の味しかしないほどと言われています。一方アラビカ種は高級品のため、フランスではあまり使われていないそうです。
コーヒーの前までは美味なフレンチを楽しんでいたのに、最後に口に合わないコーヒーが出たらがっかりしてしまいます。そういった心理的な影響も大きいのかも知れません。