コーヒーで胸焼けなど個人差があるのはなぜですか?
人によっては、同じコーヒーを飲んでも美味しいと感じる人と、飲んだ後に胃痛や胸焼け、気分が悪くなる人もいます。これはなぜなのでしょうか?原因は二つあります。
一つがカフェイン。次が飲んだ人の体の状態。カフェインは胃の粘膜を刺激する作用があり、このことで胃酸が活発に分泌されます。コーヒーを食後に楽しむというのも、消化を促進するという面があるのはこのためです。
カフェインの作用は以上ですが、ここに飲んだ人の体の状態が大いに関係してきます。健康な人であれば胃酸の分泌は歓迎されるものですが、胃の状態が悪い人においては、胃酸が多いと気分が悪くなったり、胸焼けを起こします。ある意味では、飲む人の健康のバロメーターとも言えるでしょう。
しかし、生まれつきコーヒー自体が体に合わないという人も居ます。そういう方は健康に問題があるということにはなりません。
また、コーヒーは鮮度が大事な飲み物で、焙煎後1~2週間で飲みきるのが良いとされています。これを大幅に超過してしまった場合、コーヒーが酸化しているので味も悪く、胸焼けなどを起こすこともあります。
コーヒー嫌いになる原因として、この古くなったコーヒーの味の悪さと、飲んだ後の気分がすぐれない感覚を経験してしまうことがよくあるようです。