コーヒーは開封してからが時間との戦い!?

食品の期限表示には、消費期限と賞味期限があります。消費期限はおお
むね5日以内に損なわれる食品について、賞味期限はそれ以上日持ちす
る食品について表示が義務付けられています。

賞味期限は製造業者などが衛生検査(微生物検査)や理化学検査、官能
検査などの客観的根拠にもとづいて設定するように食品衛生法で定めら
れています。そして賞味期限に加えて、その期間に品質を保持するため
の保存条件を表示することも義務づけられています。

コーヒー業界ではこうした表示の指針として、全日本コーヒー公正取引
協議会が「レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの賞味期限設
定に関するガイドライン」を定めています。

メーカーは自ら定めた賞味期間中、品質を保持するだけの包装方法や包
材を用いているかなど、製造者としてのあり方が問われます。

最近は卸先や消費者から、賞味期限の設定根拠を聞かれる事もあるそう
です。メーカーはその裏付けを取るための検査を行っており、官能検査
や香気成分分析、微生物検査などで確かめます。

また購入する側も賞味期限の知識を求めることで、失敗を回避すること
ができます。一つは賞味期限の定義です。

賞味期限とは、指定された保存条件で開封せずに保存した場合の期限で
す。賞味期限を長めに設定してあるコーヒー豆なら、日持ちするように
酸素や水分を取り除いたり、それらが浸透しない包材を使用して保存環
境をつくり出してます。

開封すると賞味期限中に保存できる環境が壊れ、そこから変化が始まり
ます。

もう一つは賞味期限の設定についてです。衛生検査や理化学検査など客
観的根拠にもとづく設定が義務付けられてはいますが、設定の仕方はメ
ーカーによってさまざまです。

たとえば賞味期限が長いものは、包装や包材を工夫して指定期限内の品
質を保っている場合と、判断基準が甘いが故に長い場合とがあります。

自分が飲んでいるコーヒーがどういう基準で付けられたものか、それは
妥当なものなのか。それはコーヒーを飲んで風味を確かめることで気づ
くことでしょう。

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