コーヒーを世界一たくさん飲んでいるのはどこの国?

2007年度のICO(国際コーヒー機関)の統計では、コーヒーの輸入量が一番多い国はアメリカ、二位はドイツ、三位が日本。

一人あたりが飲む量で換算すると、フィンランド、ノルウェー、ベルギー、ルクセンブルク、デンマークなどが上位にきて、日本はフィンランドの四分の一程度で、トップ10にも入りません。

日本人が飲むコーヒーは一人あたり、一日一杯くらい。

でも、日本のコーヒーの消費量は徐々に伸び続けていますから、日本はコーヒーのマーケットとして成長する余地が充分にある、といえるかもしれません。

ところで、コーヒーの飲み方は一つではありません。

世界各国に日本では知られていない、さまざまな飲み方があります。

コーヒーの発祥の地はエチオピアなのですが、その国には「コーヒーセレモニー」と呼ばれる、日本の茶道と同じような伝統的で文化的な習慣があります。

北欧などには、コーヒーを煮出して上澄みだけ飲む方法もあります。

それに、コーヒーを飲むといっても使われるのがコーヒーの豆だけとは限りません。

イエメンやエチオピアではコーヒーの果肉を乾燥させ、煎じて飲むことがあります。

コーヒーの葉を煎じて、お茶として飲むこともあります。

飲用にもっぱらコーヒー豆を使う日本では想像しにくい飲み方かもしれませんが、私たちが普段やっている飲み方とはまた違った別のおいしさがあるようです。

日本のコーヒーは家庭で飲まれることが多いので、飲み方の主流としてはドリップということになるでしょう。

家族のために心をこめてドリップするコーヒーは、理想の飲み方のひとつだと思いますが、外で飲むコーヒー、70年代の喫茶店ブームも懐かしいものです。

70年代には、喫茶店は不良の溜まり場とみなされていました。未成年者だけで喫茶店に行くと補導されたもの。ギターを持っているだけで不良と言われたのと同じ頃のことです。

つまり、逆に言えば喫茶店はギターと同じように当時の最新流行であり、若者の憧れの的だったのです。

現在の喫茶店の数は70年代のブーム当時の半分くらい。その頃をご存じない方には当時の雰囲気をお伝えすることは難しいのですが、出来れば味わっていただきたい雰囲気でもあります。

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